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ヒトラー 最期の十二日間


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読み仮名: ひとらーさいごのじゅうににちかん / 英語タイトル: The Downfall(Der Untergang)

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2005/10/10 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by カジマさん 評価履歴[良い:564(81%) 普通:76(11%) 悪い:59(8%)] / プロバイダー: 32048 ホスト:31965 ブラウザー: 6213
話はあらすじの通りでヒトラーが自殺するまでの数日間を描いた作品です。
ヒトラーがどのような人物だったのか・・・・?というよりはヒトラーはどのようにして最期を迎えたのだろうか?という視点が秘書のユンゲを通して描かれます。

ヒトラーに残虐なイメージしか持ってない人はかなり印象変わると思います。確かに独裁者として、第2次世界大戦を引き起こし、最低最悪の人物といわれる彼ですが、自分を信じてついてきてくれる人間に関してはそれなりの誠意は持っていたらしく、劇中では癇癪を起こす以外はさほど「悪」というイメージを持ちません。
ただそれはこの作品自体がヒトラーの悪行を掘り起こし、責めるという意図の下に制作されたわけではないからかもしれません。決してヒトラーを否定しているわけでもありませんが、逆に肯定してるわけでもなと思います。あくまでアドルフ・ヒトラーとはどのように最期を迎えたのか?またはその心境は?それを見る人がそれぞれ感じるものがあればそれでいい・・・・といったような感じを自分は受けました。

秘書のユンゲも「後に悪い人物と聞いて驚いた」と最後のシーンで本人が出て語ってくれるのですが、少なくとも関係者にとっては当時はそういう印象だったのでしょうね。まあナチスに皆心奪われていたのもあると思いますが。

もちろんヒトラーだけでなく、有名なナチスの高官も出てきます。
ヒムラーやゲッペルスや少ししか出ませんでしたがゲーリング、シュペーアが出てましたね。
余談ですがヒムラーとゲッペルスはものすごく似てます(笑)
ゲッペルスは家族で出てくるのですが、最後までヒトラーとナチスドイツと運命を共にすると言い、それに子供を巻き込むのがとてもやりきれませんでした。ゲッペルスの奥さんが子供達に毒薬を騙して飲ませるシーン。小さい子供は何の危機感もなく飲むのですが、大きい子はなんとなく分かってしまうんですよね。なかなか飲まないので無理矢理飲ませてしまうというのがありました。かなり印象に残っています。

役者さんですが、ヒトラー役のブルーノ・ガンツがすごすぎる。
敗退が続き、側近までもが降伏を進言する中でそれに激怒しての演技が半端じゃないです。
もうなんかキレルという次元を超越したものですね。言葉ではよく説明できませんが、とにかく凄いです。
一見の価値ありかと。

しかし2時間35分と長いです。また登場人物が多いので把握していきながら見ないと辛いかも。
楽しんでみるなら予習が必要かと思います。
評価は総合してとても良いで。
見終わった後はヒトラーに対する考えが少し変わるかもしれません。
でも最低な奴なのには変わりないんですけどね・・・・・・・。

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