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ロストワールド/ジュラシック・パーク
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読み仮名: ろすとわーるどじゅらしっくぱーく / 英語タイトル: THE LOST WORLD: JURASSIC PARK
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もともと、「ロストワールド」というタイトル自体、「シャーロック・ホームズ」で名高いアーサー・コナン・ドイルの「失われた世界(ロストワールド)」から採られているのだし、それを、ヒットした前作映画の続編という形にあやかり、名付けたものだったし、ラストで街の中で暴れ回るT-REXも、コナン・ドイルの原作のリメイクである事が判る(原作版ではプテラノドンをロンドンに離したのだが、そのプテラノドンが前作のラスト飛行や、次作の人を襲うシーンに扱われたのも、それはそれで形を変えたリメイクではあったであろう。)し、それがアメリカに変更されたとはいえ、恐竜を実際に持ってくるという点もそんなドイルの小説に倣ったものだった(但し、昔の映画では何かの別な恐竜に変更されていたようだが。)。
そういうタイトルの部分で、SFファンや恐竜ファンの人々を惹きつける効果を出したと言えば出したのかも知れない。だが、「それだけ」であり、それ以上に工夫があったのかというとそういった点が見受けられないし、また、そんな作品だったからこそ、本作は良作でも名作でもなく、凡作に近い形になってしまったようにも思える。
そもそも、前作でも恐竜に対する怖さという点とリアリティーはあったものの、それはあくまで当時の視点であり、今の視点で見ると、このシリーズの恐竜達の動きはウソ(ある意味、恐竜はゴジラのような直立歩行していなかったという結論よりもショックだったと感じる人もいるかも知れない。)という結論が出てしまっているだけに、本作の恐竜達には今では端臭さの方を感じるようになってしまった印象も否めない。
前作の失敗から閉園になった場所に、恐竜を売り物にしようとしている興行主や企業達が・・・という儲け優先主義と、それに伴う科学や地球環境、そして命を弄ぶ人類への警鐘という点が出ているようで出ておらず、単なる恐竜娯楽作品という形に終わってしまい、このシリーズは知名度とインパクトの割に、あまり大作に見えず、どちらかといえばB級モンスタームービーに近いノリになってしまうのは、そういったメリハリが効いていなかったと言わざるを得ないし、それによって、良くなる可能性があったものをみすみす無駄にしてしまった印象も強い。
恐竜という魅力的な題材と生物を、スピルバーグがお世辞にも上手く扱えたとはいえなかったであろうし、また、その為にテーマ性も作風にもアラが目立ってしまったようであり、ドイルの原作小説のような冒険心も遊び心もなかったような印象の方が本作にはあったので、それが強いては、クライトンとスピルバーグの株を落とし、スピルバーグが3作目では直接メガホンを採る事を放棄してしまった印象として出てしまったようにも思える。
時代が経つにつれ、恐竜の生態学が判ってくるにつれ、このシリーズの株は時代と共に落ちてきているのだが、ハリー・ハウゼンの胡散臭い動きよりも本作の方が低く見られるのは、CGの頼りすぎという面もあるのだろうし、中途半端にヘタなリアルさ(当時はそれが正しいと思われてはいたが・・・。)を出してしまった事が、本シリーズを嘘くさいハリー・ハウゼンの人形アニメーションに比べ、かえって低い評価にしてしまったのであろうと思われる。
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