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学校の怪談
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読み仮名: がっこうのかいだん / 英語タイトル: School ghost story (Gakkou no Kaidan)
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1
] 2006/10/04
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by
HUNGRY SPIDER
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普通
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43%
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5251
ホスト:
5030
ブラウザー:
7395
この作品の主役は天邪鬼、というより、本作自体が天邪鬼のためにある作品だとさえ思えてしまう。
第一話で不覚を喫し、それで終わりかと思いきや、さつきの飼い猫に憑依。普通だとここで猫の体から天邪鬼を引っ張り出してめでたしめでたし、となりそうなところだが、本作の場合は最後まで彼を話に絡ませている。これが、本作に強力な個性を与えていると思う。
「学校の怪談」と銘打っているからには、お化けは「絶対悪」として捉えられるのが普通で、そんな絶対悪である天邪鬼が、時間をかけてではあるが人間に協力的になり、ぶっきらぼうな友情を示してくれる…こんなパターンは確かによくある。しかし、それを子供たちの定番「学校の怪談」に取り入れ、しかも成功させているのは特筆に価するだろう。
「成功」と名乗るのには、秀逸な最終回の存在が大きい。その回に放たれた天邪鬼の台詞は印象的なものばかり。中でも、(台詞と言っていいのかわからないけど)封印された後の天邪鬼が、彼を封印している木の根に「敬一郎との約束の証」たる花束を置いておき、さつきと敬一郎がそれを見つけた時に発された「笑い声」は暖かさと寂しさを同時に与えてくれるもの。何故なら、彼はアニメ全般に渡って笑っていたからだ。あの薄気味悪い声で。最終回の笑い声も薄気味悪いのは確かなのだが、そこに秘められたものは序盤とは明らかに違う。序盤の笑いは人間を蔑むものだった。しかし、この笑いはそんな蔑みが感じられない。これは、天邪鬼の中で何かが変わった証であり、それが「暖かさ」となって、我々の胸に響くのだろう。また、このラストで「寂しい」と感じたのは、天邪鬼の存在が不明瞭だからだ。確かに笑い声は聞こえるが、それは実際のものなのか、はたまた空耳に過ぎないのか定かではない。しかし、あの声を聞くと確かにそこにいるように思えてしまう。彼の辿った精神の変遷を知っている者にとって、この演出による悲壮感は結構なものがあるように思う。
天邪鬼ばかりを追いかけていると、非の打ち所のない名作みたいだが、それ以外はちょっと…と思わせる。皆さんが仰っているように、人間キャラの魅力が薄いのが大きい。天邪鬼がとっても魅力的なキャラだっただけに、下手すると人間は彼の引き立て役かと思えてしまうくらい、薄い奴等ばかりだ。ありがちとも言える。元気な少女・熱血漢・オタク・お嬢様・小児…特殊性も何も感じられない。また、俺は敬一郎が嫌いである。子供特有の鬱陶しさを、かなり見事に体現していたから。別段俺は萌え絵などに抵抗がないため、パンチラは全然気にならなかったが…この時間帯では不味かったのだろうか?
それに、戦闘シーンは結構当たり外れが大きかったように思う。ワンパターン・ご都合主義に目を瞑ると、そこに到達するまでの恐怖感・臨場感が回によってかなり違っていたことが思い出される。秀逸な回は文句なしの迫力があり、見ていて面白かったものだが、そうでない回はインパクトが薄く、思い出すのも一苦労。個人的に、この要素には敵の強さがかなり絡んでいると思える。特に最終回がとても良かったのは、最強のお化け・峰魔(おうま)の存在が大きい。逆に、お化けが小物の場合、あんまり…この基準でいくと、天邪鬼はなかなか高等なお化けだったとも言えるかな。
この作品も、魅入られるものは確かに持っていたが、いいところと悪いところの差がかなり大きい。なので、俺の基準で言えば「普通」。
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