全作品アニメゲーム漫画小説ドラマ特撮日本映画海外映画情報DB:声優,ゲーム機..論客:順日記
検索 / 外部一括:

小説総合点ランキング: 35位/2,343作品中 (総合点39.96/偏差値71.10) 34位 <= =>36位
小説平均点ランキング: 31位/132作品中 (平均点1.81(とても良い)/偏差値56.51) 30位 <= =>32位 (評価数10以上)

山月記


[他形式: RSS/携帯版/English]
読み仮名: さんげつき / 英語タイトル: Sangetsuki

言語更新順獲得推薦順 New!
日本語好評系
(評価限定)
普通系
(評価限定)
不評系
(評価限定)
全て
(評価限定)
全て
English好評系
(評価限定)
普通系
(評価限定)
不評系
(評価限定)
全て
(評価限定)
無し
この評価板


2006/10/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 夢現 評価履歴[良い:28(57%) 普通:10(20%) 悪い:11(22%)] / プロバイダー: 9177 ホスト:9241 ブラウザー: 7334
もう教科書に30年以上載り続けている作品ですが、読んでみるとそれも納得。
「文句の付け所がない、完璧な作品」とは、高校のときの現国教師の談。
初めて読んだときは、相当な衝撃を受けました。

「虎」というのが、「孤高の存在」である他に、
現在の事件にも象徴される気がして、なんともいえない気になります。
己のうちに潜む感情を制御できなかったとき、人は「虎」になってしまうのだと思います。
自分が傷つくのが怖いから、他者を見下し、蔑む。いじめや差別にも繋がっていることではないでしょうか。
感情を制御できることを「人は誰でも猛獣使い」と表現していて、それこそが人間が他の動物と違っていられる点、
本質ではないかと思います。

文章はひたすら知的で詩的。
難しい単語がポンポン出てくるのですが、そのわりに読みやすい。リズムがある。
このあたりには、天性の才能を感じます。

余談ですが、これ、原典があるんですよね。中国の『人虎伝』という話なのですが。
そこでは、虎になった理由というのが「因果応報」となっていて、
それをここまで哲学的なものへとアレンジしたのは、著者・中島敦だそうです。

評価投稿 / 作品DB目次
この作品の全ての書込みを表示する
作品データベース目次 | 最速一括検索エンジン | サイトマップ | Copyright(c) 1999- 1st Class