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最上の命医


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読み仮名: さいじょうのめいい / 英語タイトル: Saijou no meii

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[獲得推薦数:3] 2007/12/30 最悪 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 十傑集 評価履歴[良い:732(53%) 普通:339(24%) 悪い:314(23%)] / プロバイダー: 11009 ホスト:11078 ブラウザー: 5234
もう少し回数を重ねてから評価しようと思っていましたが、
三話目にして読む苦痛が限界となり「じゃパン」の前歴から考えても
さらに悪くなる事はあっても良くなる事はないと思い「最悪」とします。

【良い点】
絵ぐらい?手術描写は他の医療漫画と比べて可も不可も無しという程度。
後、この作品が始まった事で「ワイルド・ライフ」がネタ漫画から
シリアス路線に戻ってきたのではないかと邪推。

【悪い点】
1話:
イキナリ医者となるために生まれてきたような神童扱いの主人公に感情移入ゼロ。
医師を志す切欠も持病の心臓病に対する0歳の時の手術のビデオを観たから、
(過酷なリハビリ生活を送ったブラック・ジャックの百分の一の重みもない)
また自分の腕の傷の縫合を行ったという点は麻酔も無しで子供が、
その痛みに絶えて行うのは不可能な点など、医療技術をゲーム感覚で描いている。

2話:
主人公を「努力を怠らない天才」とする見せ方があざとい。
内視鏡練習台の交代時に「お疲れ」の一言もかけないコミニュケーション能力の無さが
事態をこじらせているだけで、あれを奥ゆかしいなどと好意的に取る方がおかしい。

3話:
「患者が子供だから自分は子供っぽい方が良い」という主人公の持論にひたすら呆れる。
小児科が敬遠される理由は患者(子供)の体が他科よりデリケートな事と、もう一つは
患者の家族(子供の親)がナーバスなケースが多いためで親の視点が完全に抜けている。
そういえば前回、家族に説明するシーンなど全く描かれなかったな…。
自分の技術でもって研修医を魅了…という医療技術をスポーツ感覚で扱うのも酷い。
松井やイチローの活躍で日本人メジャーリーガーも増えてきたが
彼らに憧れる野球少年が誰しもメジャーリーガーになれるわけではないし
彼らは周囲を魅了するプレーに見合う収益も受け取っている。
スキルを体得する過程も描かず天才キャラのスキルだけをイキナリ見せられて
凡才キャラが「僕もあんなふうになるぞー」などと皆、思うだろうか?
前作の河内や木下の扱いから考えても天才至上の価値観を押し付ける雰囲気が既に漂っている。

【総合評価】
医療漫画で外科は定番、最近の社会問題に取り上げられている小児科医師不足も踏まえ
少年誌で注目を集められると考え小児外科専門の医療漫画になったと推測します。
発想の是非は置いておくとしても前作で固まってしまった「挫折を知らない天然天才の主人公至上」という
作者のスタンスが題材と乖離しており作中キャラが言うほどの命や医療技術の素晴らしさ
その裏返しとして存在する医療現場の過酷さが全く伝わってきません。
マガジンの「ゴッ輝」が熱血スポ根的なノリで描かれる事が時折、鼻につきますが
本作は主人公を翼くんタイプにしたため「ゴッ輝」の長所である技術の習得を丁寧に描く
部分まで欠落しています。
指導医を必要としないような完成された(成長が期待できない)キャラとして描かれる主人公、
救えない命を何度も目の当たりにするような展開が無い限り挽回はありません。

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