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2005/09/19
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タイトーが前年の「グリッドシーカー」に続いて発表した縦スクロールシューティングの傑作です。
「ゼビウス」タイプの空中と地上の二つの敵に対し、攻撃を使い分けていくのですが、地上攻撃時に使用する"ロックオンレーザー"という新システムを持っているのが特徴で、ぶっちゃけて言えば、ホーミングミサイル的なレーザーで敵を一気に蹴散らす訳です。
このレーザーの使い分けでゲームは色々な表情を見せてくれます。上手くロックオンする時はどうするか?その間空中の敵にはどう対処するか?どうやって敵を引き付けるかなどとプレイする度に戦略性が濃くなっていきます。自機と同じ高さにいると思ったら、今度は下降し、レーザーでなければダメージを与えられないなどと敵はボスからザコまで攻撃性が様々です。
シューティングのデメリットとして「難易度が高い」というのが上げられますが、このゲームもその例から放れず、難易度は序盤はともかく、中盤から高くなって行きます。特に6面の攻撃には泣かされます。
ボスが強い事もこのゲーム特徴で、上手くパターンを読まないと一瞬でやられてしまいます。このゲームにはバリアが無いので弾が一杯飛んでくるシ-ンではヒヤヒヤの連続です。6面ボスと最終ボスの強さにはボロボロにされてしまうでしょう。ボスが「ダライアス」並に強力でした。
しかし、このゲームの一番の魅力はその世界観と、ゲーム進行のストーリーでしょう。プレイヤーはオープニングの女性ですが、この女性は自機XーRAYに乗って、暴走した敵の中枢コンピューター"COMHUMANN"を破壊する為に戦いに出るのですが、ポニーキャニオンから出ていたCD付録の解説によると、プレイヤーは機械化軍団に対抗する為に体がXーRAYのコンピューターと同化してゆき、ゲーム進行によって次第に自身も機械となってしまいます。
遂にゲームクリアの時も、敵母星のコアに攻撃、それはすなわち自身の死も意味します。それを行い、原形も留めない程破壊されたXーRAYのコクピット内で機械化した彼女は静かに自身の最後を、それも生命として、人としての死ではなく、機械としての永久停止です。
こんな悲しい最期を迎えるヒロインはそう多くはいなかったと思います。敵を倒して「メデタシ、メデタシ」という気持ちからは遥に遠ざけられたラストでした。
これの前の同社3画面アクションゲーム「ニンジャウォーリャーズ」でも主人公は同じ扱いです。革命の棋士マルクによって創り出された忍者型殺人マシーン二体が、独裁者バングラーを倒す為にバングラー配下の軍人達や忍者達と戦い、最期はバングラーを倒しても、作戦成功後はマルクの手で自爆させられてしまいます。悪者打倒の後には用済みの機械となった彼女等は処分されてしまう訳です。
ゲームクリア後に悲しい結末が待っている主人公というのはとても強烈でした。それもマルチエンディング等というものではなく、格闘ゲームの「このキャラの最後はバッドエンド」という類ではなく、ゲームクリア後はこんなラストなんだよ、というのは悲しくも鮮烈でした。
ゲームクリアで嬉しいはずなのに、どこか悲しい余韻を残すのはタイトーゲームならではと思います。スクエニに入っても、こんなゲームを創って人々に色々な思いを伝えて欲しい。
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