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乙女はお姉さまに恋してる
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読み仮名: おとめはぼくにこいしてる / 英語タイトル: Otomehabokunikoisiteru
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乙女はお姉さまに恋してる
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この評価板
2007/01/04
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by
Chestnut
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4078
ホスト:
3838
ブラウザー:
7804
「処女はお姉さまに恋してる」プレイしました。
CS作品名「乙女はお姉さまに恋してる」の原作PC(CD)版です
例によってPC版ですが、CS版に合わせた内容で書きたいと思います。
PCは体験版だけやって放置していましたが、最近忙しい中、何故か正月だけ突如暇になってしまったのでプレイして見ました。
※重大なネタバレがありますので、ご注意ください。
▼最初に
プレイした感想は、「何故か微妙」です。
リリースされた頃、体験版をやったときには「これは面白い」と思ったのですが。
心情の変化って奴なのでしょうか。他の作品で目が肥えてきたのでしょうか。
何故か今の私がプレイしても他の作品ほどの感動が味わえませんでした。
これは、単純に私の問題の可能性が高いのですが・・・
▼音楽
私の趣味とは少し違う感じの曲調が多いです。
これは単純に作品との関連付けの問題かもしれませんが、絵と音楽が微妙にミスマッチかも。
場面に合ってないと言うより、絵と音楽の作風の温度差・・・でしょうか。
▼作品設定等
なんと言うか、慣れなんでしょうか。
男性である主人公が女装して女学校に通う。
正直意味不明です。
ですが、「まぁ、ゲームだし」の一言なんですよね。
これもこの作品の個性として受け入れる・・・って感じですね。
主人公も女顔と言うレベルを通り越して女ですね。
男性を女性にすると言うよりは、性機能の違う女性みたいな。
絵のほうですが、顔や神などの描き方は十二分に及第点だろうと思います。
絵にも特徴などは有りますが、「癖」と言う感じに目立つものでもなく、悪くは無いと思います。
しかし、首から下の部分がちょっと「これ、どうよ」って感じです。
一番気になったのが、体格と胸の大きさとその形とバランスです。
この絵であれば、全体的にスレンダーな感じの方が良かったかも。
胸が大きすぎてバランス的に微妙。
逆に胸の小さい娘の胸のついている位置がバランス的に微妙かも。
・・・と、自分では絵が描けないのに偉そうなことを言ってみたりしました。
服装・・・ですが。
この夏服も、まぁ、制服です。だいぶシンプルですね。
夏服でももう少し重みを持たせたものが良かったように思います。
良さと言うか、特徴の一つとしては、多くの女性の中に入るのでも、自らが女性として・・・という部分が大きな特徴であると思います。
あくまでも、全てに於いて「女性同士」の前提の下進められるため、明白地な性的な表現が少なく、他作品とは一味違う感じです。
まぁ、プレイするにあたり、ギャルゲー以外の作品として捉えることは出来ませんが。
この作品が、結構な無茶設定の上に成り立っているということは後述したのですが、めちゃくちゃ設定であっても、とりあえず主人公は「素敵な人」であると思います。
自分が女装したいかと問われれば、否です。
しかし女性のような垂髪や、おでこなどへの軽いキスや抱擁などで自分の相手への想いを伝えるコミュニケーション能力など、素敵要素一杯の主人公です。
格好良い主人公は多くいても、純粋に「素敵」な主人公としてはこの作品に勝る者は無い・・・かも。
それにしても、この長い髪はとても素敵です。
自分で手に入れられないからこそ(手に入れる気も無いし)特に素敵に見えるのかもしれません。
▼各ルートについて
▽紫苑ルート
まぁ、何だかんだと、「私に合わない」と書いたわけですが。
それでも、良い部分は良いと言ってあげたいです。
この作品の、主人公に対して、主に親愛ですが、色々な想いが向けられます
それに対して良いことにも悪いことにも向かい合う主人公が良いと思います。
向かい合うと言うか、結果として向かい合っていると言うのか。
単純に「バレないように」と言うだけではなく、一人ひとりの重いに応えていくような姿・・・とでも言いましょうか。
この、圭と言う女性。謎です。
ミステリアスキャラですが、彼女の先を識(み)ることは、色々と凄いです。
「サブキャラ」として頑張って欲しいですね。
ヒロインになられたら有る意味恐いけど(失礼
ですが、10月革命の件での、瑞穂の泰の庇う言動や生徒総会での言動など、もう少し配慮が必要であったようにも感じます。
第五章でも、まりやのシリアスな感じから大変なことになるのではないかと思いましたが、結局のところは普通に戻りましたし。
結果として、良い感じに物語りは動くのでも、その物語の揺さぶり方で、制振をするときにはワンテンポおけるように。
シナリオを制御できないのなら、物語は違和感無く結論まで持っていける程度にしておくのも重要かと思う。
クリスマスの夜、瑞穂と一子が最後のダンスを踊ります。
突然訪れたカウントダウン。その残りの時間を惜しむかのように。
一子の魂が天に召されるそのときまで、二人は踊りました。
美しく、そして哀しくもあるエピソード。
―このCGの美しさは特筆するに価します。
▽まりやルート
んー、なんか、もう瑞穂の心ももう女の子状態ですね(滝汗
主人公も、そしてこのゲームをプレイする私にも「慣れって恐ろしいな」と思います。
人気が有りすぎる故の問題ではあるのですが。。。
でも、何気ない一言が人を傷つけることもあるのですね。
「はぁ・・・・・・私って、もの凄く愚かかも知れませんね・・・・・・・・・」
そして、言ってしまってから後悔する事も―――
この作品が悪いと言うわけではないのですが・・・
なんというか、Kanonも似たような一面を持ちますが、
他のルートで紫苑が救われないように、救われないヒロインが出てくると言うのは哀しいですね。
・・・と書きましたが、どのような状態になったのでしょうかね。
貴子が厳島家に愛想を尽かせたと言っています。
これは、何らかの形で紫苑を逃がしたと言うことなのでしょうか。
それとも、紫苑が手術を受けずに結果的に命を落としたと言うことなのか。
それとも、単純に厳島家と縁を切っただけで紫苑はそのままなのか。
・・・気になります。
最終的なエピローグについて
このエピローグの終わり方はとても良いと思います。
ですが、一つだけ要望を言うと、紫苑ルートのようなイベントCGがもう1枚欲しかった。
▽貴子ルート
上の二人が瑞穂が男性であることを知っていたことに対し、逆に瑞穂の立場ことをしらないヒロインの一人です。
ですが、流石に女装した男と女性の微妙な関係が続くわけもなく、ある日の事件で、思いがけなく貴子は瑞穂が男性であることを知ります。
男性が苦手な貴子は、女性の立場の瑞穂に好意を持ち、そしてその事件から、瑞穂が男性でしかも自分の家系と対立する家柄であることを知ります。
皮肉なものです。
とりあえず、彼女には「ミズ失神」の称号をあたえyうわなにするやm
▽泰ルート
彼女も、貴子のように瑞穂の立場を知らなかったヒロインの一人です。
ですが貴子と違ったのは「言われるまで知らなかった」ということです。
主人公の瑞穂君は前代未聞のフィクションならではの女性っぽい男の子です。
気付けなかったことには別に問題はありません。
ですが、女性だと信じて愛していた人が「男性だった」というショックは大きいでしょう。
ですが、結果的にはそれを乗り越えた良いストーリーだと思います。
一つだけ注文をすると、最後のエピローグで、瑞穂やまりやの姿も見られると良かったと思います。
▽由佳里ルート
はいー、瑞穂の立場を知らなかったヒロイン第三弾です。
ちょっとした事故で、由佳里は瑞穂の性別を知ってしまいます。
男性と女性で好きあっていたという僥倖。
でも、隠されていた上に成り立っていた今までの関係から一転しての変わらぬ真実。
なんというか、縺れてしまいましたね。
一子が由佳里の部屋へ行くシーン。
CGの共有化は良いのですが、突如本が出てくると不自然です。
本の出ないシーンでは、本の出ているCGを共用させるのは・・・
でも、その問題が片付いてしまえば素敵な感じにまとまったと思います。
▽一子ルート
正直、このルートどうよ?
わざわざヒロインに下はいいけど正直微妙ですね。
この場合、他のルートの一子エピソードの強化版みたいな感じが良かったかも。
感動の別れ・・・みたいな。
基督教的ではないのですが、生まれ変わるとか、そう云う手段も無きにしも非ずではあると思うし。
▽本編各ルートについて
この作品は、エピローグのつけかたが結構私の好きなタイプです。
エピローグで卒業し、スタッフロールの後にその続き・・・未来がある。
特に紫苑ルートは、流れもCGも良かったです。
この作品では、主人公の瑞穂も立派な登場人物なのだから、紫苑ルートのようにエピローグのCGにも瑞穂の姿を入れて欲しかったものです。
▽おまけシナリオ(たぶんPCとCSで大きく内容が違うはず
ちょっと、おまけすぎるエピソードが多かったように感じます。
正直、このシナリオならおまけルートは無くても良かった。
見ていて嬉しくもないし幸せにもならないのです。
どうでも良い部分を補足したようなエピソードで雰囲気が崩されたと言う感じ。
▼チラシの裏・・・
主人公は、金持ち・容姿端麗・教養・学問・運動・その他諸々が完璧と言っていいほどこなせます。
いつもの私であれば「人間的な面白さが感じられない」とか言うのですが。
でも、彼の「人のことを思いやってあげられる」という部分は、他の要素を無効化してもあまりある魅力だと思います。
彼のような配慮は、男性・女性共に難しいものかもしれません。
カトリックとプロテスタントの違い・・・
このことについては、キリスト教徒で無くても一般常識的なものだと思っていたのですが、そうでもなかったんですかね?
この作品に登場する、ある種のSDキャラ・・・でしょうか。
特に紫苑の感じなど、女性が好きそうですが、ちょっと私的には苦手な絵柄です。
但し、瑞穂の絵柄(特にバレンタインのとき)などは好きです。
ですが、各章のタイトルの文字の組み方や細かな部分のデザインがとてもセンス溢れていて良い感じであると思います。
そして、各章のタイトルの名前がとても素敵です。
学園祭の類は、私の経験からしても前日にヒィコラ死にそうなくらい準備したものですが、流石にお嬢様学校では、そんな無計画なことは無いんですね。
時折登場する、ことわざ等の説明について。
たまに出てくると「こんな使い方もあったのか」と感心させられたりもします。
ですが、正直ここまで頻繁だとウザいっす。
知識披露会状態にされても困ってしまいますんで。
ちょっと調べれば判ることも多いので、必要に応じて各自調べてくださいってスタンスでも良かったのではないかと思ってしまいます。
べつに「要らない」と、完全否定するほどでもないのですが。
映画シーンのスクリーンのチカチカは、ポケモンフラッシュですか?
コレを見て体調崩して社会問題っていうのはなってないようですが。
「今さっき・・・・・・生まれ変わったんだ。一子ちゃんはもういない」
まりやルートでの一子が天に召されたあとの台詞です。
この台詞にどのような意味が込められていたのかは分かりません。
でも、この「生まれ変わった」という部分が気になっています。
基督教で輪廻転生は否定されていたような気がするのですが。
・・・でも、基督教抜きで、「輪廻転生という概念」と言ったら陳腐に聞こえるかもしれませんが、「人が生まれ変わってくる」ことを願う思いはとても素敵だと思います。
ところで、何故瑞穂は声変わりしていないのか・・・
そうか、カストラータ(去勢歌手/声変わり前に去勢することにより少年の声を維持する)なのか!!
・・・とか考えたりして見ましたが、去勢済だったら子をもうけることも出来ませんね。
それじゃ、恋愛物としてかなり問題になってしまうので、それはないか。
なんというか、主人公やヒロインの身分が高い場合、パートナーとして選ぶのにグダグダイベントがあったりしますよね。
でも、この作品ではそう云うものはありません。
この作品では、瑞穂が「あなたを嫁にしたい」的なことを言って、本当に生涯の伴侶となってしまいます。
悪く言えば単純です。
でも、それはこの物語に出てくる人物。瑞穂やヒロインや両親などが素敵な人だからなのかな―――と思っています。
▼評価について
んーと、例として上げるのに適切かは分かりませんが、いとうのいぢなんが原画をしている「ななついろドロップス」や、今年CS移植されることが決まった「きると」のような作品に見られるものとは少し違う部分も有りますが、原作サイドにある種の女性的な繊細さのような部分が見られ、それの是非を超えて、心地よい・・・というかそんな感じであると思います。
ストーリーとしては、なんと言うのか、頭脳明晰・文武両道・容姿端麗など、頌め言葉の塊のような主人公と、主人公の家柄、学校や周りの人たちなど、「環境」によって成り立っている部分がとても大きいです。
逆に、この作品を受け入れるための「フィクションとしての割り切り」だけをしてしまえば、この作品を思い切り楽しむことが出来るかと思います。
この作品の良さの傾向としては「素敵」ですよね。
主人公やヒロインの言動や出来事などを形容すると出てくる言葉が「素敵」なのです。
ARIAのように詩的な「素敵」とはまた違った種類の「素敵」がこの作品にはあります。
ですが、最初の方で否定的なことを色々書きました。
それもまた私の感想で、今でも変わりはありません。
良い部分も有れば、悪い部分もある。そんな作品です。
ですが、この作品を受け入れられれば、結果として「素敵」と言えるのです。
悪い部分に目をつぶると言うのか、相殺すると言う感じなのか。
長く書きましたが、評価の方は「とても良い」とします。
本当は「良い」でも良いかと思ったのですが、素敵な主人公「瑞穂」に萌えました。
瑞穂さん、お幸せに(ぉ
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