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塗仏の宴 -宴の始末-


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読み仮名: ぬりぼとけのうたげうたげのしまつ / 英語タイトル: Nuribotoke No Utage Utege No Simatsu

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2005/03/16 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by グルグルネコ 評価履歴[良い:149(69%) 普通:28(13%) 悪い:39(18%)] / プロバイダー: 27495 ホスト:27198 ブラウザー: 4356
塗仏の宴の後編的作品で、宴の支度の解決編。
(支度)でも分かるんですが、関口が凄いことになってます。(特に活躍はしませんが。)最近めっきり活躍しませんね、この人。(そもそも活躍という言葉はおかしいけど。主人公じゃないのね。)
で、とうとう(支度)で出てきた宗教団体と人物達が動き出します。
と同時に京極堂こと中禅寺秋彦も動き出します。
全ての人物が、ある場所に次第に集まっていき、京極は一体どういう風に決着をつける(落とす)のか。というのがメインです。

ここで薬屋が出てきますが(確か尾国)、こいつのセリフが「この世には不思議でないものなど何もないのです。」みたいなことをいいますが、これは京極の「この世には不思議なものなど何もないのです。」の逆を言っているもので、京極のライバル的なヤローであるというふうに短絡的に考えることができます。できます。
だからなんだと言った感じですが、特にそれだけです。結局別にライバルではありませんでしたが、それなりに手ごわい相手ではありました。

基本的に人物が多く、そして自分の頭の中が混乱し、何がなんだかわからないまま解決し、納得した感があって、爽快感は微妙です。(もう一度呼んでみようかとは思いますが、きっともっと後の話ですね。正直きついです。少し休憩がほしいです。他の本で休憩します。)
本の中でもあったんですが、不思議だと感じるのは謎が分からない個人がそう思うのであって、不思議なんてものは主観的なものでしかなく、そんなものはない、なんて意味のことがあったと思うが、確かに謎が全て解けた今(読み終わったあと)、何が謎だったのかわからなくなる感じです。意外に構図は単純で、結局複雑に思っていたのは自分自身だったのではと感じました。不思議は主観的なものだと実感した感じです。

妖怪解説等々も面白いです。(支度)ではひょうすべなんかをやっていましたが、(始末)では塗仏などの考察があり、京極や多々良の話は読んでて面白いです。結局なんだったのか、まだわかんないんですけどね。
妖怪の研究って、面白いじゃん、と感じますね。

シリーズ通してもっとも長い話(支度と始末で計2000ページほど)ですが、私的に中ぐらいのできでしたね。初めのころのほうが、良かったです。ここまでくると、まあ仕方がないといった所でしょうが。
普通レベルで行くとまあ素晴らしい評価ができますが、どうしてもシリーズだと比較してしまいますね。
中では「魍魎の匣」が一番良かったかな。

これからも京極読んでいきます。

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