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仮面ライダー響鬼(特撮)
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読み仮名: かめんらいだーひびき / 英語タイトル: Masked Rider Hibiki
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この評価板
2006/01/23
良い
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by
栗無損
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評価履歴
[
良い
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普通
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)
悪い
:8(
9%
)] / プロバイダー:
15869
ホスト:
15698
ブラウザー:
3875
響鬼という作品はいろんな冒険がありました。路線変更があったのは残念ですが、それでも楽しめました。
とりあえず前半についてです。
「完全新生」を謡った、平成仮面ライダーの中でも異色の作風。
アギト〜ブレイドまでの連続ドラマ形式を二話完結に変更。
雰囲気も殺伐としたものからいわゆる「まったり」したものになった。対立がほとんどなかったり、明日夢以外の登場人物はあまり悩まない。敵であるマカモーには目的とかそういうのがあまりない。マカモーを倒す、という鬼の仕事は現実の害虫駆除の延長でしかない。主人公は仮面ライダー(鬼)であるヒビキではなく、一人の少年である明日夢。一人の大人に憧れる少年の成長物語を描こうとした。
本作はノリ重視だった今までの平成ライダーと比べて、落ち着きのある、丁寧な描写が各所に見られた。
ディスクアニマルによる探索はブレイドのアンデッドサーチャーが推し進められたようなもの。
行き当たりばったり的に戦うアギト〜555も面白いが、今までとは違うこの描写も面白いものになった。
敵である、童子・姫の描写は秀逸。かなり不気味。
変身すると服が燃えるといった解釈も平成ライダーとしては新鮮。
音撃という新たな武器も面白い。全部和楽器に統一されてないのは残念だが、おそらくキカイダーのギター・ラッパから取っているんだろう。
漢字挿入演出はカッコイイ。
他にも大人同士の会話など良いところが多々あった。
しかし、問題点も多いことも事実。
添え物でしかない女性の登場人物。表現が薄いキャラクター(イブキなんてのはまさにコレ。制作社側がどういう風なキャラするか混乱。結果、テキトーに不思議っぽい雰囲気だしとけ!みたいなキャラだった)。
まったく緊張感・使命感が感じられない登場人物もどこかおかしい。マカモーによって食べられている人間がいるのに、何も思ってる様子はない。それについて全く無関心。人の命が大切なのか?とつい思ってしまう。
猛子という組織も微妙。一般人である明日夢にベラベラと秘密を喋ってしまう登場人物を見ると管理がロクにされていないように見える。その一方でたいして意味の無い秘密主義もあり、上手く成り立っていない。いつまでたっても型にはまった害虫駆除しかせず、自分達から一気に行動を起こそうとはしないのも正義の組織として面白くない。
あと、主人公である、明日夢。全然感情移入が出来ない。大人はどうか知らないが、子どもはまず、出来ないと思う(多分、こいつに感情移入できればヒビキさんの言葉も心に響くんだろう。あいまいだが、言ってることに間違いはないし)。優柔不断ではっきりせず、友人との約束もすっぽかす。悩みに直面しては意味もなくまわりが慰めてくれるだけ。いつになっても成長しないし、変化が感じられない(まあ、あんな生ぬるい環境で生活していたら成長しないのも当然か。成長する必要がないもんな)。いつのまにか退化してるときもある。明日夢まわりのエピソードはなんかおかしい。たいして努力もせず、序盤の壁である高校受験を合格したのは呆れた。肝心の部分が描けていない。何がしたいのがまったくわからない盲腸といい、面白くないものばかり。でしゃばって話の流れをおかしくしてるだけとしか思えない。中盤、登場時間がめっちゃ削られていた時期もあったが、それも仕方がないと思う。
ココからは夏からの感想です。
この作品はどうも、夏あたりから迷走したように思える。まあ、夏あたりになるとだれるなんてことは平成仮面ライダーにとってあたりまえなんだが。太鼓祭りなどの設定破綻なんて目くじらを立てることでもないが、とにかく(夏の時点で)これから何がしたいのか感じられなかった。明日夢の成長物語を書こうとしている風もなく、他になにかのテーマをとりあげようとしているワケでもない。路線変更せず、あの夏の状態のまま進んでいたら(進むとは限らないが)かなりヤバイことになってたんじゃないの?と思う。路線変更を肯定するわけじゃないけど。
で、路線変更後。丁寧な描写が多かった響鬼がいきなりテンポ重視になった。電話を掛けると速攻駆けつける鬼たちなど、違和感が目立つ(テンポ重視が悪いとは言わないが、「響鬼」と言う作品としては・・・)。微妙に性格が変化している、というかはっきりしないキャラクタをわかりやすく再構築した、登場人物。ローテーションなどの設定も豪快に排除。そして、響鬼の世界では明らかに異質のキャラ、桐矢京介。良い気分がするモノはあまりなかった(個人的には明日夢に「つまらない人間」と言ってくれた桐矢は大好き)。
あと単純にお金に困っていてチープになっていた部分があるのは残念。
費用が無い中で必死に工夫しているのは感じられたが。
連続ドラマ形式に戻った話はドラマティックなものに変化。鬼という存在や師弟の関係など今までとりあげられなかったものを描く。響鬼以前の平成ライダーの香りがあった。
まあ、なんか本来ならもっと前の時期にやるべきことを急ピッチで進めているような感じで、つまらなくはないがあまりに心に残らない。同じような匂いをもつ話でもアギト〜ブレイドのエピソードの方が面白いので褒める気にあまりならない。
明日夢の描写は前期より良くなった・・・かな?桐矢という明日夢と関わる登場人物のおかげか割りと感情移入できた。なにか自分から動こうとしている部分も結構あって良い。
そんな感じで進んでかなりの力技でまとめた最終話。謎が多く残ったが毎年のことなので気にしない。明日夢の物語としては一応ケリをつけた。ヒビキさんは相変わらず良い大人なのかどうかなんかあやふやだったが。
まあ、個人的には割りと普通の終わり方と感じ、それなりに納得しました。
【戦闘シーン】
一年を通して、巨大な敵であるマカモーとの戦闘はあまり面白くなかった。良い部分もあるんだけど、どうもCGの安っぽさが目に付いてしまう。それに対して、等身大の敵との戦闘はかなり良い出来。平成ライダー中一番の演出!必殺技はちょい微妙。ラッパ、ギター、太鼓、どの音撃もあまりカッコよくなかった。紅の炎バチ叩きはかなりカッコよかったのだが。アームドヒビキの鬼神覚醒もなんか使いすぎで面白くない。アームドヒビキはもっと伸びる剣と太鼓叩きを使用して欲しかった。
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