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魔境伝説アクロバンチ
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読み仮名: まきょうでんせつあくろばんち / 英語タイトル: Makyo Densetsu Akurobanchi
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2007/02/05
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クラシ
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80年代に入って夜7時台に放映されたロボットアニメは(東京12ch系を除いては)かなり珍しい。
この作品以後だと多分バイファムぐらいしかないと思うが、シリーズ中盤から夕方5時台に移動するというまったく同じ運命を辿ってしまった。
まず本作で衝撃だったのは、キャラデザイナーとしてついに女性を起用した点だろう。
他のジャンルでならいざ知らず、ロボットアニメ史でこの英断が意味する所は大きい。
ガンダムやゴッドマーズといったヒット作が女性ファンから多大な支持を得た結果であることを鑑みれば、より彼女らの感性に直接訴えられるビジュアルを提示することは必然である。
ただし同時にそれはロボットアニメ本来の客層=男の子にとってはどうなのか?が懸念となる。
しかし幸いにして、葦プロのロボットアニメで馴らしたいのまたむつみの美形キャラは、大きな違和感を与えずそれでいて新鮮な印象をもたらすものだった。
不幸なのは、折角のキャラを台無しにしてしまう毎回の作画である(いつもダメという訳ではないが)。
ともかく本作において、いのまたむつみの名は一躍脚光を浴びることになり、女性キャラデザイナーの門戸を大きく開放するという功績を残した。
アクロバンチと言えば「ラララ〜ラララ〜」というフレーズが即出てくる程、主題歌のインパクトが強い。タイムボカンなどギャグ調の曲の印象が強い山本正之による本作主題歌「夢の狩人」は、あまりにカッコ良すぎてかえって恥ずかしい、そんな感じの名曲であった。
なお山本のメロディに金田伊功によるオープニングアニメーションが被さるのは、銀河旋風ブライガーと同じ趣向である。
劇中BGMは丸山雅仁の担当であるが、こちらもアクロバンチの作画には勿体ない程(?)勇壮な曲が多い(私はLPレコードを買った)。
声優の面では、当時まだ新人の中原茂を主役に起用し、柴田秀勝や杉山佳寿子といったベテランが支えた。
また何と言っても若本規夫演ずる長男ヒロの印象が強烈である(LPの特典ポスターは彼のイラストだった!)。中原とはこの後、聖戦士ダンバインでも共演することになる。
ロボットは、5LDKを内蔵した超音速航空機に、2台のバイク、2台のスポーツカーがドッキングするというこれ又ブライシンクロンシステムが混じってんじゃねーのかと言いたくなる凄い合体方式で見る者を圧倒する。
ガンプラブームに便乗してプラモデルが色々と出ていた(もちろんアオシマだよ)。
敵メカのティラノスやケラドウス等は今でも根気良く捜せば見つかる!(売れなかったんだな)
私は大きいティラノス以外は揃えた(と思う。何種類あるのかよく分かんない)。
物語は明らかにレイダースの影響が色濃く、それを日本流にアニメナイズした作品と言える。
世界の秘宝や伝奇・神話を巡る冒険ストーリーは、ある意味でリアルヤッターマンといった趣であった(メインライターの山本優はタイムボカンシリーズにも長く参加している)。ドクロストーンがクワスチカに置き換わっただけの話なのだから。
それでも決して安易な物語という訳ではないことは付け加えておこう。
残念ながら2クールで終わってしまった本作だが、その後のアニメシーンに残した遺産は計り知れないものがある。
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