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ルパン三世 風魔一族の陰謀(アニメ)


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読み仮名: るぱんさんせい ふうまいちぞくのいんぼう / 英語タイトル: Lupin the Third: The Fuma Conspiracy
総合
評価(投稿)
日記
2007/11/26
懇談室画像/壁紙商品
(DVD)
直近発売のDVD: 2003/10/24 ():ルパン三世 風魔一族の陰謀 \5,040
DVD(3件)
売上/新着
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VHS:ルパン三世 風魔一族の陰謀
参考:\13,598
1988/04/05
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15001
ルパン三世 風魔一族の陰謀

参考:\5,040
2003/10/24
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1.「声優総入れ替え」をどう判断するかで、評価の分かれる作品だと思う。
44996
VHS:ルパン三世〜風魔一族の陰謀〜
参考:\5,607
1993/03/01
()

1.過去の呪縛からはなれたか?
作品紹介(あらすじ)

(パッケージの文言)
からくり城の秘宝をめぐるニュールパンVS風魔の一大攻防戦 !
女アレルギーのシャイな奴・五右ヱ門が、飛騨の旧家・墨縄家の孫娘・紫と結婚 !
ルパンは美しい花嫁がうらやましくてしかたがない。だが、その結婚式の最中、天井から賊が現われ、花嫁を奪って逃げてしまった。賊は風魔一族。墨縄家が地下のどこかに隠した莫大な財宝を、400年もの間狙い続けてきたのだ。
紫を取り戻し財宝を守るためくり出したルパン、次元、五右ヱ門の最強トリオに峰不二子。それを追う銭形警部も加わって、からくり城の待つ危険な山へと向かった――。
(昭和62年度作品)

OVA(1987)
&copy;東宝/東京ムービー新社
■ STAFF ■
プロデューサー:竹内孝次 原作:モンキー・パンチ 監督:大関雅幸 脚本:内藤誠 監修:大塚康生
作画監督:友永和秀 音楽:宮浦清 発売元:東宝
■ CAST ■
ルパン三世:古川登志夫次元大介:銀河万丈石川五右衛門:塩沢兼人峰不二子:小山茉美
銭形警部:加藤精三紫:荘真由美墨縄老人:宮内幸平風魔一族首領:広瀬正志
放送開始日:1987(日本)
最終変更日:2006/05/14 23:40:06 / 最終変更者:雪霞 / 提案者:雪霞 (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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2008/01/25 悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by HUNGRY SPIDER 評価履歴[良い:172(41%) 普通:68(16%) 悪い:181(43%)] / プロバイダー: 5251 ホスト:5098 ブラウザー: 7395
劇場版ルパン第4弾に当たり、OVAにもなっている作品(本来はOVAとして製作された)。レギュラーメンバーの声優総入れ替えという冒険を試みた画期的な作品という側面もあるが、自分が本作に対して抱いている感想は、「まぁ、まずまずかな」といったものだ。

何故「まずまず」止まりなのかと言うと、本作には「緊迫感」「臨場感」「迫力」が足りないこと、言葉を替えれば「ぬるい」と思わせられたことが、最大の理由として挙げられる。
否、やってることは「いつも通りのルパン」なのだ。舞台が日本国内(飛騨)か外国かの違いだけで…派手なチェイスもやらかしてくれるし、ドンパチや洞窟探検のシーンでは、結構な量の血が流れてもいる。一味及びゲストの命を危うくするようなシチュエーションも少なくなかった。つまり、定番の活躍と言われればそれまでなのだが、物語自体には、手に汗握るに足るものが十分に描かれていた。

にも関らず、「ぬるい」と思えてしまったのは、本作の「見せ方」と「自分がルパンに求めるもの」が違うという、極めて主観的な問題だ。
本作はあくまでソフトに見せている。まぁ、五右衛門のメロドラマなんだし、然るべき部分ではそれでもいいのだが、こと激しい動きをしているシーンにあっても、コミカルにしたり、画を生々しくしなかったりと、シリーズ特有のハードな面を殆ど押し出していないのは、いかがなものかと思う。
つまり、たぶん意図した結果であろうが、物語を展開する上での、緩急のバランスがよくないのだ。全編を通じて「緩」を貫いている。それ故、確かに見易さは齎され、シリーズの中では比較的安心できる作品に仕上がっているけれど、ハードなルパンが好きな自分は、生憎ながらそれを求めてはいないし、何よりハラハラできる要素があったにも関らず、見せ方故のバランスの悪さによってそれが実現しなかったのには、物足りなさを感じた。

それに関連する形で、物語それ自体についても、少し言及しておきたい。
一味がやってることは、先述の通り「普通のルパン」といった感じなのだが、本当にその通りの内容で、展開のどれもこれもが、シリーズの定石をなぞった、そつない作りに終始していた。壷の仕掛け、お宝の正体、悪党の脅威に末路、そして幕切れ…全て、シリーズの文法通りで、奇を衒ったものがない。
自分は、所謂「典型的作品」というものが嫌いではない。ルパンシリーズも然りだ。けれど、それはメリハリが利いているからこそであって、本作のような見せ方では、心躍る程のものは感じない。また逆に、この緩さを全肯定するとしたら、緩いということをアドバンテージに出来なかったのかと思える。
五右衛門と紫の恋愛模様の描写は丁寧であり、作品の緩さも、この部分に於いてはプラスに機能していたので、その比重を作品のメインになるくらいに上げれば、全然印象も違っただろう。要は、緩い雰囲気の中で活劇が目立ちすぎてるから、バランスが悪く、物足りないと感じられたのだ(これは自分の我儘)。

レギュラーメンバーの声優総入れ替えは、悪いと思っていない。
まぁ、古風な侍としての側面が薄れ、現代風になった五右衛門だけは少しばかり違和感を抱いたものだが、それでも彼のシャイな部分はちゃんと体現されていたので、本作が彼の恋愛物語であることを考えると、不満は大きくない。ルパン、次元、不二子、銭形各役の方々も、独自の演技によりキャラを上手く表現されており、「これはこれでアリかな」と思えた。普段とは違うキャストの方々には、罪はないだろう。

シリーズの中では、かなり見易い部類に入り、尚且つ、つまらないわけでは決してない。声優の皆さんの健闘も称えていいように思える。けど、物語や見せ方といった、「作品」としての作りは、自分に合うものではなかったようだ。ノリ自体は嫌いじゃないのだが…難しいところです。
以上の理由と感想から、自分の本作に対する評価は「普通」寄りの「悪い」とさせていただきたい。
2007/10/21 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Merci 評価履歴[良い:84(63%) 普通:18(14%) 悪い:31(23%)] / プロバイダー: 22279 ホスト:22412 ブラウザー: 4184
ルパン3世は、遠足の帰りのバスの中の定番でしたねー。
だからキャラは早くから知ってたんですが、結構途中で疲労による睡魔に襲われることが多かったので、なかなかまともに話を把握したのなかったり。
「原作」「旧」「新」「PART3」「スペシャル」の区別があるなんて、ごく最近までしりませんでした。

何しろ、かなり長い間、
ルパン3世=ルブランのルパンと違ってノリがいい、モテるというより女好き
ジゲン=漢字変換するなら時限だと勘違いしていた上、イタリア人と思っていた(ルパンの無二の相棒という認識はあった)
五右エ門=ルパンとは仲間と言うより、便宜上手を組んでいるだけだと思っていた
不二子=とりあえず小悪魔系女の代名詞
銭形=ルパンが「とっつぁん」と呼ぶので、ルパンの実の父親だと思い込んでいた
という状態でしたから・・・(大汗)。

で、そんな私が睡魔に勝利し、最初にぶっ通しで見ることができたのは「カリオストロの城」だったんですが。
あの作品はレギュラー陣のキャラが薄く、上記の勘違いを払拭するに至りませんでした。

次に見たのがこの作品なんですが・・・これで各キャラクターをしっかりと認識しました
(ジゲンが次元だと認識したのも、銭形とルパンが父子ではないと知ったのも、なぜかこの作品だったりします)。
ルパンと五右エ門の少し距離のある仲間具合も、不二子の敵味方二面性も、上手く出ていると思いました。
声優さんが違うというのも、予備知識が全くなかったので、気になりませんでした。
私は、この作品で、今まであまり好きになれなかった五右エ門が大好きになりましたし、結構革命起こしてくれた1本です。

紫ちゃんはゲストキャラだったんですね。
これで「ルパン3世」が面白いと思った私には、デフォルトでインプットされちゃったんですが・・・。
優しくてかわいい普通の女の子である一方、芯が強くて頭もよく、魅力的でした。

純粋にアニメとして評価しても、キャラクターの立ち具合と本筋の明確さから、よく出来ていると思います。
「ルパン3世」ファンの方には申し訳ないのですが、自分の思い入れから他のどれよりも、この作品に「最高」をつけさせていただきます。
2007/08/24 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by KODOKU 評価履歴[良い:293(62%) 普通:63(13%) 悪い:115(24%)] / プロバイダー: 12010 ホスト:12222 ブラウザー: 7590
キャストの云々はともかく、ひとつの作品としては十分な面白さだと思います。

冒頭の壺を巡るドタバタ劇は非常にテンポが良く、
ルパン名物でもあるカーチェイスシーンは、昭和アニメならではのレトロな味が出ており、躍動感も抜群である。
総合的な作画の演出も、実に上々なものになっていると思う。

さて。クレームが殺到したキャスト変更についてですが、
ん〜、個人的には、そんな頭ごなしに否定するほどのものではないと思ったし、むしろ"アリ"かなとも思った。
かといって完全肯定できるものではなく、やはり初期キャストのあまりにも強すぎるイメージが脳裏に固着してしまっていることは否めない。
変更版キャストの演技は流石レベルの高いものであっただけに、惜しまれる。

キャストついでに。
ゲストキャラクターの紫役・若手時代の荘真由美さんがとても良かった。
涼やかな声が快く、また瑞々しい演技が紫の麗らかな個性を存分に醸し出していた。

エキストラで山寺宏一さんの名前があったのには驚いた。こういう時期もあったんだなぁ。
2007/04/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by せんぬき 評価履歴[良い:440(71%) 普通:145(23%) 悪い:38(6%)] / プロバイダー: 38066 ホスト:38227 ブラウザー: 3646
五ェ門の声を塩沢兼人さんにしてしまおうなどという、誰もが思い付きそうで意外に誰もやらなかった快挙を最初に堂々とやってしまった作品。
最初で最後(多分)になってしまいましたが。
(ちなみに天外魔境シリーズのオロチ丸の声優が塩沢兼人さんなのは今作の影響、かも?
少しキャラがかぶってる気がします)
OVAシリーズにはあんまり思い入れがない私でもつい声が気になって見てしまうほど。
他のメインの4人の声優さんがオリジナルと比べてどうとかどうでもよくなってしまうレベル。

歴代の五ェ門の声優さんと比較しても、
渋く硬派で、よらば斬るみたいな味わいの大塚周夫氏(初代TVアニメ)、アニメになって程よくマイルドになった五ェ門のクソマジメムッツリぶりをよく出していた井上真紀夫氏(2ND以降)とはまた違った、純情さと誠実さに艶気が調和した官能的(変な意味ではありません)な塩沢氏の声が、ニュー五ェ門にマッチしていて良かったのです。

物語の舞台も、他シリーズとは一線を画している感じでした。
田舎の温泉町みたいなところが舞台のルパンって意外と珍しいと思います。
寅さん的日本映画みたいな舞台設定みたいで。
その辺、いい意味で劇場でもなくTVSPでもなくいかにもその中間のOVAって感じがします。
個人的にいつも皆さん、映画やTVスペシャルとかだと海外にいってらっしゃる印象があるので。
(TVアニメのシリーズだと、2NDの印象が1番つよいせいかもしれませんが)
五ェ門が和風なイメージだという事を考慮しても、統一感があって良かったのではないでしょうか。

ただ、せっかく塩沢さんの五ェ門が主役なのに、なんだか総合的には地味な印象。
スケールを壮大にしようとしすぎて失敗するよりは、こういう庶民的なあじわいの作品の方が好きな事の方が多いのですが、マモーとかカリオストロに比べるとどうしても今一歩何かが足りない気がします。

オチも真面目すぎたというか、あまりに奇をてらわなすぎたというか、正統派。
ある意味予想通りというか、そこが良いのかもしれませんが。
ほんの少しだけ、切ない余韻が残る感じ。
そういうところも、寅さん風味かもしれません。
お正月映画の寅さんみたいな、手堅い作りのルパンでした。

あえて地味な点以外を批判するなら、幻覚の場面はもう少し上品に演出してほしかったです。
幻覚の場面に上品も何もないのかもしれませんが。

※余談ですが、リアルタイムではみておらず、比較的最近レンタルして観ました。
発売当時はルパンを理解出来るような年齢ではありませんでした。
今も完全に理解してるかっていったら微妙ですが。
2006/05/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ハンス 評価履歴[良い:78(56%) 普通:22(16%) 悪い:39(28%)] / プロバイダー: 20228 ホスト:20345 ブラウザー: 3646
異色かつ地味な印象を持つ奇妙なルパン三世です。

悪い点としては
味方はともかくボスキャラがあまり印象に残らなかったところです。

それでも完成度は高く、楽しめる要素もあるので声優に違和感を覚えなければ不満のない出来だと思います。
2006/05/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by まりん 評価履歴[良い:356(55%) 普通:106(16%) 悪い:190(29%)] / プロバイダー: 30606 ホスト:30421 ブラウザー: 3846
これ、本来のキャストの人たちには連絡が行っていなくて、
放映された後に初めて自分が外されたことを知った山田さんが激怒したのだとか。

まぁ作品自体は比較的にこじんまりとした舞台に好感が持てるし、
本作限定のキャストにも意外なほど違和感を感じなかったので評価「良い」にしておきますが。
2006/05/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by niko 評価履歴[良い:103(78%) 普通:16(12%) 悪い:13(10%)] / プロバイダー: 25986 ホスト:25995 ブラウザー: 5234
ルパンシリーズの中では異色の作品。
まず、声優陣が全く違う。
声優の若返りを狙った足掛け。
山田さんの吹き替えと違って、ルパンの声に何やら真面目さ伺える。
世界をまたにかける大泥棒の、意外な一面が見れる珍しい作品だ。
また、五右衛門が主人公をつとめているのも意外性がある。
五右衛門ファンなら是非観ておきたい作品。

もちろん敵と戦い、財宝を追うが、舞台は日本に限定。
「炎の記憶」と違い、現代の日本ではなく、古き良き時代の日本を押し出している。
作られた年代が80年後半なのだが、アットホームでほのぼのしていて、
なるほどその頃のアニメの色を感じた。

多くのルパンが世に出たが、これは中でもレアな作品だと思う。
これまでと違う声優陣のルパンはこれだけである。
新しい事にチャレンジ出来るルパンだからこそ許された挑戦的作品と評価したい。
2006/05/19 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 雪霞 評価履歴[良い:94(58%) 普通:40(25%) 悪い:28(17%)] / プロバイダー: 5835 ホスト:5854 ブラウザー: 3875
知名度の低い、珍しいルパン三世もの。――しかし私はこれが好きだ。
知名度が低いのは、OVAで、あまり宣伝されていないからだろう。中身とは関係ない。

声優が全部違う。――しかし私はこれが好きだ。
たしかに全員違う。だが、第1シリーズとカリオストロ以外のルパンを認めない私が、違和感なく受け入れられた。
ルパン=古川登志夫……さすがに実力派だけに、雰囲気を良くつかんで、自分なりのルパンを作り出している.
そうでありながら、口調などに山田康雄氏を髣髴とさせるような場面もあり、ああルパンだなあと思わせてくれる。山田氏亡き後にルパン役をやっている栗田寛一氏が、モノマネの域を出ない生気も覇気も演技力もないつまらない吹き替えであるのに対し、こちらは生き生きとしたルパンである。
次元=銀河万丈……声の質が小林清志氏に近いためか、違和感はとくにない。
五右ヱ門=塩沢兼人……大塚周夫氏だと、この若くてシャイな五右ヱ門はちょっと難しい。そして、井上真紀夫氏だと、キザすぎて駄目。塩沢氏は非常に良いキャスティングだと思う。不幸にも数年前に亡くなってしまわれたのは、返す返すも残念。
不二子=小山茉美……ベテランだけあって、うまく不二子らしさを出している。
銭形=加藤精三……この方も、そんなに違和感なく聞いていられた。(最初は星一徹の顔がちらついたが。)

絵が第1シリーズに一番近い!――だから私はこれが好きだ。
緑服のルパン!! 昔の顔の五右ヱ門!!
なんと言ったって、第1シリーズの作画監督、知る人ぞ知るあの大塚康生氏が監修。大塚キャラが動いている。

第1シリーズルパンの精神を、最も正統的に受け継いでいる「ルパン三世」。――だから私はこれが好きだ。
スタッフが、第1シリーズルパンに愛着を持っている人たちなのだろう。
それぞれのキャラの性格を正しく把握して動かしている。ルパンは死んだと思っていた銭形が、ルパンに出会ったときの泣き出したいくらい嬉しそうな顔と、直後に「逮捕するー!!」といつもの銭形に戻るところなんか、見事に銭形らしい。動きの場面にも、随所に第1シリーズの良さが見える。だいたい、赤服のルパンはアニメとしての動きが悪い。それに対してこの『風魔一族』では、キャラの動きもいいし、橋を壊しながら進むフィアットや、温泉宿のシーンなど、宮崎駿的な演出もあって実に楽しい。

五右ヱ門が大活躍。カッコイイ。――だから私はこれが好きだ。
私は五右ヱ門のファンですから。
ただ、ルパンや次元の活躍をたくさん見たい人には物足りなさがあるかも。

五右ヱ門が挙式!? ――それでも私はこれが好きだ。
相手の紫ちゃんが、「この子なら許せる」という、いい子だから。ストーリーを作った人たちは、五右ヱ門の性格をよく掴んで、ふさわしい相手を創り出したと思う。

舞台は日本。カリオストロのように大きな舞台ではない。――それでも私はこれが好きだ。
だいたい、第1シリーズは日本が舞台の方が多いんですよ。外国へ行ったのなんて、「さらば愛しき魔女」「ニセ札づくりを狙え」「7番目の橋が落ちる時」「エメラルドの秘密」くらいで。変に外国に行くより地に足が付いていていいじゃないですか。飛騨の街並みとか、田舎の温泉宿とか、日本的で。

映画にしちゃ話のスケールが小さい?――それでも私はこれが好きだ。
いいんですよ。現実離れした大風呂敷を広げなくたって、きちんとまとまってて面白いんだから。

ところどころ、ご都合主義的な展開が。――それでも私はそこには目をつぶろう。
斬鉄剣で斬りかかったのに怪我だけですんだところか……。あれはちょっとなあ……。壺の秘密もちょいとちゃっちいよなあ……。

敵キャラがいまいち強さや凄みに欠ける。――ま、これは確かに……。改善の余地ありかな。

これらを総合すると、作品としての実際の中身の評価は「とても良い」である。

でも、この作品を偶然見つけたときは、もうずいぶん久しぶりに「緑服の、あのルパンの新作」に出会えたというものすごい感激があった。いわば、特別な思い入れのある作品。
これまでこのサイトに『風魔一族』が載っていなくて、不満だった。私はこの作品を新規登録するために階位を300より上まで上げたようなものだ。
だから、ここでの評価は「最高」をつける。
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