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巷説百物語(小説)


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読み仮名: こうせつひゃくものがたり / 英語タイトル: Kousestuhyakumonogatari
総合
評価(投稿)
日記
2008/06/19
懇談室画像/壁紙商品
(本/漫画)

直近発売の本/漫画: 2008/03/28 ():巷説百物語 1 (1) (SPコミックス) \680
本/漫画(14件)
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売上/新着
11935
文庫:巷説百物語 (角川文庫)

参考:\660
2003/06
()

1.京極版『必殺』の開幕
12079
文庫:後巷説百物語 (角川文庫 き 26-4)

参考:\900
2007/04
()

1.百物語の語り部・百介の物語
15262
文庫:続巷説百物語 (角川文庫)

参考:\900
2005/02/24
()

1.小悪党たちの過去
41730
単行本:前巷説百物語 (怪BOOKS)

参考:\2,100
2007/04
()

1."非人情"の世界を思わせる京極版「草枕」
165534
単行本:巷説百物語 (怪BOOKS)

参考:\1,995
1999/09
()

1.京極版『必殺』の開幕
170122
単行本:後巷説百物語 (Kwai books)

参考:\2,100
2003/12
()

1.百物語を完成させる者・百介
229162
単行本:続巷説百物語 (文芸シリーズ)

参考:\2,100
2001/05
()

1.明かされていく又市一味の過去
234031
新書:後巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

参考:\1,365
2006/02
()

1.君子よ、今こそ怪力乱神を語れ
10181
巷説百物語 飛縁魔

参考:\4,935
2007/05/18
()

1.もっとフツーの治平でいいだろうに
173825
CD:THE FLAME (CCCD)

参考:\840
2003/11/19
()

1.下の方同様
出版社:角川書店 著者:京極夏彦
最終変更日:2004/6/2 21:21 / 最終変更者:暴走天使 (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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2006/10/27 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Sirius 評価履歴[良い:55(82%) 普通:12(18%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 39269 ホスト:39349 ブラウザー: 4924
なんとなく敬遠してたこのシリーズ。京極堂シリーズは大好きだけど,このシリーズは何かかたっくるしそうなイメージがあって。読み終えてみて面白かったんだけど,やっぱ読みづらかった…。500ページもありながら,結局最後までなれることができず。単純に面白さだけで評価するなら「最高」なんだけどね。残念。

しかし京極のストーリーテラーぶりには毎度驚かされる。個人的に好きな井上夢人や貫井徳郎,綾辻行人なんかもぐいぐいと引っ張る力は凄いものがあるけど,京極はより以上に凄いものがある。
御行の又一が,鈴をりんと鳴らして「御行奉為――」と言う場面なんか,めちゃくちゃリアルに感じることができます。御行奉為(おんぎょう したてまつる)ってセリフも格好いい!この漢字4文字をわざわざ改行し前後のスペースをあけることによって,ものすごいインパクトを感じさせます。またそのあとのダッシュ(―)も,綿密に仕掛けられた罠の含みを感じさせ,これまたよいです。

このシリーズはあと2作あるんです。面白いことはわかったので,折を見て読むつもりだけど,とにかく読みづらかったのでいつになることやら。
2005/12/23 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 下田の里 評価履歴[良い:233(76%) 普通:26(8%) 悪い:49(16%)] / プロバイダー: 17884 ホスト:17746 ブラウザー: 4184
所謂「妖怪版・必殺仕事人」の短編集的内容。

小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平に「巻き込まれつつ真相を知る」狂言回しの役割を担う山岡百介の4人を中心に、世の理不尽を晴らすため「妖怪」という概念を利用して悪人を始末し、事件を解決させる物語。
ただ、悪人にも一定の「業」を持たせていて、それを又市が慮る描写もあって好感が持てます。
個人的には「芝右衛門狸」のラストで又市に文句を言う事触れの治平が最高!

京極堂シリーズより(一つの物語としては短い為か)敷居が低く、必殺仕事人を髣髴とさせる箇所も多いので、京極作品初心者にお薦めの逸品。
2004/06/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 暴走天使 評価履歴[良い:85(70%) 普通:7(6%) 悪い:29(24%)] / プロバイダー: 4613 ホスト:4324 ブラウザー: 4925
初めて読んだ京極作品がコレでした。
時代に乗り遅れすぎです^^
「巷説百物語」は又市一味の仕掛けを焦点にあてた「必殺仕事人」もの。
語り手が変わったり、物語中の節ごとの時間配置をバラバラにしたりと、仕掛けだけでなく文章表現にも凝っていて、大変楽しめました。鈴の音と共に発せられる「御行奉為」という台詞には、惚れ惚れとしてしまいます。カッコイイ。ほんとに。
唯一、他の話と違う趣を感じる「帷子辻」。御行の又市シリーズ(というらしいです)「嗤う伊右衛門」とリンクしており、また、又市の内面が(巷説百物語の中では)少し描かれています。話としても、救いが無く、哀しい結末でした。

「続巷説百物語」は、短編集という形式をとりながらも、数々の伏線が散りばめられており、「死神」で一本に繋がるという、粋な長編になっております。
治平やおぎんの過去が分かったりと、さらに人物に感情移入できました。
「死神」では、巧妙に仕組まれた、藩主を相手取った大仕掛けや、口先で藩民の心を操ってしまう又市の底力にも圧巻です。
テイストとしては、「帷子辻」と似ていますね。人の業の哀しさが全面的に出されています。読んだ印象は「切ない……」でした。
最後の「老人火」は、胸に穴が開いたような気分になってしました。治平の死に「天狗」達の死。そして、又市らと百介の今生の別れ。
ああ・・・思い出しただけで切なくなる…

「後巷説百物語」は、終わってしまった物語独特の虚しさとでも言うべきものが漂っています。時は巡り、明治十年。御行の又市、おぎん、治平、徳次郎等は既に亡く、彼等は、齢80を過ぎた百介の回想にしか登場しません。
又市たち夜の住人たちに憧れながらも、結局は決心がつかず、昼の世界に残ってしまった百介。手が届く世界でありながら、その世界に足を踏み入れる勇気を持てなかったのですね。だからこそ、又市たちの生き様に憧れる。ヘタレであるからこそ、裏の道なら裏の道を、表の道なら表の道を行く、一貫した主義を持つモノに惹かれるのでしょう。しかし、それは我々読者も同じなのではないでしょうかね。しっかりと根を張った巨木に、安心感を感じる人もいるでしょう。それは、自分がしっかりと地に足を付けていないからこそ、その感情を抱くのだと思います。
ここでの巨木。それは又市ら化物遣いです。
私は又市、おぎん、治平という人物に魅了されてしまいました。本当に大変魅力的でした。
それは、日々をなんとなく生きていた百介もそうだったのでしょう。
又市は、百介の前に突然現れ、そして突然消えてしまう。まるで、それまでの日々が夢か幻であったかのように。百介は、彼等と共にいたという証を求めます。それは、自分が「生きていた」証でもあるのです。
ある時、老いた百介の元に来た若者の話から、又市が、少なくとも20数年前まで生きていたことが分かります。その時の嬉しさ、懐かしさ。なんか、百介の感情に、読んでいるこちらも感化されてしまい、胸がはちきれそうになりました。
又市たちはもういない。でも、確実に存在していた。あの日々は夢などではなかった…!そんな、百介の気持ちが伝わっていました。
その後、百介は一世一代の御行を行います。血に塗れた御坊の悪事を暴いたその時、耳に届いた鈴の音。そして、「御行奉為」の声……。
果たして、その声は幻だったのか…。
そして、百介は静かに息を引き取ります。又市たちとともに、妖怪を必要としなくなった「明治」という時代から去っていきます。世の哀しみを埋める存在は必要なくなった時代。だから、消えてしまった……。
でも、読者は残される。残されてしまう。終わってしまった物語をかみ締めながら。
怖いのだけど観てみたい、壊されるかもしれないが、試してみたい。まさに百物語なのですね、この作品は……
読後、感じたことは「寂しい」ということでした。本当に寂しい。もう、彼等に会えないのかと思うと、自然と目頭が熱くなってしまいました。なんせ、次のシリーズが始めるとは知らなかったもので。
「怪」にて「前巷説百物語」が始まるそうですね^^
買いたいのですけど、どこにも売ってないんですよねぇ…。無念。

どうも、又市って、私の中で竹中直人さんと被るんですよね。田辺誠一さんは、合わない……
キャストを変えて、またドラマ化してくれませんかねぇ……。
2004/06/04 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ももし 評価履歴[良い:46(92%) 普通:4(8%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 43526 ホスト:43437 ブラウザー: 4123
巷説百物語って、続巷説と後巷説(直木賞受賞作です)と3本立てになっている作品です。
あ。上にありました。(すません)
全話、話としては不条理な事件で、あやかし獣たたりの類いのしわざに違いない。って周りの人が思っている事なんですが、仕掛けた悪人っていうのがちゃんといて、犠牲になっている人はとてもかわいそうな思いをしていて、それを又市たちが、そのあやかしや獣たたり等を利用して御行=退治(うまいコトバが・・・)する。という話です。
悪者を退治する。というそのことは全話同じなのですが、その、各作品で最終的に向かう敵。みたいなのがあって、読んでゆくと最初はちょっとだけでだんだんそこに深く向かってゆく。というのがシリーズ通しての型のようなものになっています。
それと、続巷説は山岡百介が又市とかの魅力にとりつかれたように追いかけて事件にかかわってゆくという百介の方からの話、後巷説は百介が年寄りになってから、若い者達が巷であった不思議な事件を百介に話して百介がその参考としてかつて又市達と一緒に居た時に遭った事件を話す。という風に話の中心は「御行」なんですが、仕立てが少しずつ違っていて、読み飽きさせないものになっています。
御行の話も最初はそれこそアニメ化された時、映像を観て思ったように「むかしばなし」のような説話のような民話のような話。なんですが、それを御行仕立てにする事で実はとても無常な事だったのだ。とわかったりして、子供の読むものを大人にしているような、痛快であったり、悲哀であったりと、そういう意味でとても娯楽としておもしろく読める作品です。
自分として、印象に残っている話はたくさんあるんですが、やっぱり、後巷説の最後の話が・・・
ずっと通して読んでゆくと、百介の最後にやった事の意味みたいなものがとても重いもの、百介としては、命をかけて取り組んだもの。という気がしてきて、とても思いを深くしてしまいました。
あと、後巷説のときは思わなかったんですが、
巷説と続巷説はだんだんと話が進むに従ってページ数が一話毎に長くなってゆくんですが、個人的に最初の内は話の形とか登場人物とかを良く知らないのでスピードとしてゆっくり目に読むんですが、話が進むと読むスピードも増してくるので、各話のページ数の厚さ。というのがちょうどよかったと言う印象もありました。
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