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小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所


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読み仮名: しょうせつ こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ / 英語タイトル: Kochira Katsushika-ku Kameari Kouen-mae Hashutujo Novelize Version

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2007/07/06 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by アマンドの木 評価履歴[良い:251(77%) 普通:69(21%) 悪い:5(2%)] / プロバイダー: 17574 ホスト:17513 ブラウザー: 3646
買ったのではなく、書店に平積みしていた奴を立ち読みしました。それで評価というのも何ですが、なかなか面白かった。真面目に遊んでいるのが、非常に好感を持てます。
コラボレーションなどと書けば聞こえも良いですが、平たくいえば『こち亀』を使った二次創作です。もちろんシリーズものを持っている作者は、そのシリーズの中で『こち亀』を使っているので正確には二次創作ではありませんが、やっていることはそういう事だと思います。

残念なことにこの企画に参加している作者の作品を読んだことが無いので、そういった観点からの評価は出来ませんが(大沢在昌と京極夏彦が参加しているなら、宮部みゆきにも参加して欲しかった。蓮見探偵事務所の元警察犬・マサのシリーズで)、一見さんお断りのような作品ではない。

大沢在昌、石田衣良、柴田よしき、逢坂剛の作品は、それぞれの持っているキャラと世界観を使って、そこに両津勘吉を登場させるという形式です。それぞれの作者によって、両さんの解釈が少しずつ異なっているのが(当然なのですが)興味深い。個人的には石田衣良の描いた両さんが上手いなぁと思った。
京極夏彦の作品も同様の形式なのですが、こちらは部長を使って両さんを間接的に描いています。『こち亀』に対するメタなツッコミとかを散りばめて。

今野敏のは少し毛色が異なって、全編に渡ってプラモの作り方とその解説になっています。おそらく作者自身が非常に好きなのでしょう。これも『こち亀』の一つの側面を上手に切り取っていると思います。
東野圭吾は、まるでノベライズのような作品。実際にこういう回が『こち亀』にあったのではないかと思えるほど、『こち亀』のノリや間、オチを再現しています。

どういう経緯で持ち上がった企画なのかはよく知りませんが(解説までは読まなかった)、なかなか洒落た企画だと思います。「とても」をつけるほどではありませんが、こういう遊び心は好きです。

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