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英語タイトル: Jetter Mars
2006/02/19 普通 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 634 評価履歴[良い:1430(50%) 普通:563(20%) 悪い:872(30%)] / プロバイダー: 21108 ホスト:21167 ブラウザー: 5234
ある意味、手塚治虫版"黒歴史"といっても良い作品かも知れない。
それというのも、アトムのリメイク以上であって、それ以上ではなく、またアトム以下である作品という印象が強いからだろう。
富野の「ガンダム」に対する「∀」が本作かも知れないし、作者が同じという事で「009」に対する「ガイスラッガー」、「マジンガー」に対する「ゴーバリアン」、「コン・V」に対する「ボルテス」という似たもの同士のリメイクとオマージュによる意味合いが変な方向に走ってしまったのが本作なのかも知れない。
本作はストーリーも東映動画だけに、あまりテーマ性が盛り込まれなかった感もあるし、マルスの活躍はアトム以上にかなり無理があったと思う。
手塚作品はアトムや「リボンの騎士」や「不思議なメルモ」等を除けばかなりテーマ性が深いので、子供には難解なものが多いし、その意味では「よりお子様向けにアレンジしたアトム」と見られない訳ではないのだけど、それでも子供向け、大人向けのどちらにも徹して創る事が出来なかったのは確かである。どちらかに徹すれば、もっと評価は違ったかも知れない。
本作の後、虫プロが新しいリメイクアトム(80年版)を制作したのも、本作による影響が多かれ悪しかれあったのだろうし、また、旧来のアトムファンへの配慮や、当時の虫プロの迷走などがいろいろと交差していたであろう事情が伺える。
因みに、本作の玩具スポンサーはポピー(バンダイ)だったが、リメイクアトムになってからは玩具スポンサーがタカラに変わったのも、本作の影響が思いの外大きかったのではないかとも想像できそう。
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