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イノセント・ヴィーナス


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英語タイトル: INNOCENT VENUS

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2008/02/16 とても悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 青い羊 評価履歴[良い:113(66%) 普通:3(2%) 悪い:56(33%)] / プロバイダー: 9702 ホスト:9807 ブラウザー: 8090
もう、どこからつっこんでいいのやら。あまりにツッコミどころが多すぎて悩みます。

結論は「げんなり&失笑SFアニメ」です。
舞台は、天変地異により30億に人口が減少した近未来。日本は半鎖国状態で、富裕層ロゴスと貧民層に分断されており、「サツマ自治区」を筆頭に反体制の機運が高まりつつあるといった状況です。

物語り冒頭第1話では、少女を連れた主人公格の男が妙にリアルなガン捌きで次々と正規兵の追っ手を打ち倒し、絶体絶命のピンチにはもう一人の主人公格の男が主に肉弾戦でまたバッタッバッタと敵を倒す。特に説明はなく、自らの生存のためとはいえ殺す殺す。ほとんど虐殺で、まずここでかなりげんなりしました。これは序章に過ぎず、逃避行の先々で時にはグラディエーター(ロボット)を用いて戦闘(殺戮)を繰り広げる。最終話までにいったい何人死人が出ているのやら、感心するほどの数です。

失笑ポイントは沢山あります。まずこの舞台には「拠点防御」という概念がないようです。一応、日本全土を支配しているはずの富裕層ロゴスですが、二体のグラディエーターを積んだ大型コンテナ車の逃走をろくにトレースすることも出来ません。逃げられまくりです。また「制海権」や「制空権」の概念もどこかに消え去ってしまったようで、海賊にいいように略奪されまくりです。また、ロゴス中枢の軍研究施設近辺にいともあっさり敵攻撃(輸送)機の進入を許し、それに全く気づかない始末。無能です、敵方。
そしてなぜか明治維新のパロディ(決してオマージュ等と呼べる代物ではない)が満ち溢れています。それもモロ直球です。海賊のリーダーは坂本龍馬をモデルにした、その名も「司馬」、彼の乗る船はその名も「イシン」。「サツマ自治区」の市長はビジュアルが、まんま西郷隆盛です。可笑しくて泣けてきます。
他にもいっぱいつっこみたいところがあるのですが、多すぎるので割愛します。

全巻まとめ借りしたため最後まで見ましたが、見て見られないことはないです。その程度です。それ以上では決してないです。構成がザルでも、役者の演技と割と良く動くメカニック等でどうにか我慢できるものだなと思い知りました。

残虐描写とグラディエーターの非人道的メカニズム(フロントミッションやガンパレードマーチ等で使い古された例の生体部品です)から、子供には見せたくないアニメです。ただ、「この程度のお話でアニメが現実に作られているんなら、私でもシナリオライターに成れるかも!」とライター志望の小中学生に希望を与えることがあるかも知れません。よって「最悪」は避けて「とても悪い」の評価とします。

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