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働きマン
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読み仮名: はたらきまん / 英語タイトル: Hataraki Man
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2007/01/12
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アマンドの木
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17574
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大人向け、そして社会人向けの良質なファンタジーです。こういう「仕事」を夢見る事は、勤め人であれば誰でもあるのではないだろうか。そのファンタジーを、共感できるリアリティ(現実ではなく、あくまでも現実っぽさ)をまぶして「仕事」として描く。
とても楽しんで見る事が出来ました。ドラマでもいいのかもしれませんが(その場合、主人公は篠原涼子あたりでしょうか、今なら)、それだと途端に陳腐になりそう。アニメチックなメリハリが、この作品には合っていたのではないだろうか。
現実問題、この主人公のような仕事が出来るのは、三十年後にプロジェクトXで取り上げられるような仕事でもしない限り無理でしょう(その意味では、主人公の彼氏の方がはるかに現実に近い)。
ですが、この作品が描きたいのはそういった「現実」ではなく、仕事というものが持っているはずの「理想」の方なのだと思う。(仕事に生き甲斐を求めるのは何もワーカホリックな日本人特有の心理ではなく、例えばマルクスなども「労働は喜びだ」という。そういう普遍的な意味での「仕事への理想」)
そういう理想的な仕事にめぐり合う可能性の方が低いから、仕事より余暇を、なんてキャッチフレーズが生まれるのであって(それ自体は悪い事ではないのだが)、もしそういう仕事にめぐり合えば「仕事しかなかった人生」は最高に充実したものであるだろう。
もちろんそれで万事上手く行ってしまえば、この作品には大した意味はなくなってしまう。
この作品では、最終回に「仕事」が失わせるものをきっちり描いた。その点が非凡なのだと思う。真面目にちゃんと仕事をすれば、公私ともども報われるなんていうファンタジーまで成立させなかった。そのファンタジーが成立しないからこそ、「仕事」そのものが持つ理想が引き立つのだと思う。
私生活ををハッピーにするための仕事ではなく、「仕事」そのものが人にどう関わるのか。主人公は雑誌の編集ですが、彼女がどのような方法で仕事をしているのかなどというのは瑣末以下の問題であり、彼女が自分自身の「仕事」とどう向き合い生きていくのかを描いていたのだと思う。
だからここで描かれた事は、役所勤めだろうが、経理のOLだろうが、通用する事が描かれているのだと思う。
学生の頃は、仕事のことを雄弁に語る先輩が何となく嫌だったけど、社会人になると自分の仕事を雄弁に語れるってのは充実しているという事なのではないだろうかと、思えるようになった。
この主人公のようにはなれないだろうが、せめて自分の仕事を人に語れるくらい仕事をしてみたいと思う。
評価は「とても良い」です。
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