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フロントミッション


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2007/02/16 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by バツ 評価履歴[良い:59(73%) 普通:12(15%) 悪い:10(12%)] / プロバイダー: 24125 ホスト:24086 ブラウザー: 5200
ついにDS版が発売されることになりました。WSC版、PS1版やオンラインと「空気の読めない(笑)」
移植や新作に泣かされてきた身としてはやっと万人に手にとってもらえる機会が来たかと感慨があります。

本作がどういう意味で衝撃的だったのかを「構造の破綻」で説明してみます。
伝承から続いている物語の基本構造には確かに「恋人との(短期・長期・永遠の)別離」があり、
本作の主人公とヒロインが置かれる立場はまさにそれなのですが、その基本構造の中にはほぼ必ず
「別離の始まり、又は終わりに際して二人の間に発生する精神的な交流・葛藤」があるのです。

この作品が衝撃的なのはライバルキャラ、そしてその背後の組織という「大きな存在」に引き裂かれた二人が
結局再会や会話を交わすことなく終わってしまうところにあります。それだけで一つの作品のテーマとなりえる
引き離された者の悲しみというものをあえて双方とも一方通行で描くことによって、戦争の中での愛や人間性の
無力さというものが一層際立っている、自分はそう思いました。
本作の白眉な点はそのような深い人間ドラマを「ロボットもの」というジャンルで成し遂げたという所にあります。

PS版の追加シナリオはそういった要素を、縮小再生産の気があるもののスポイルすることなく、少しだけ
元のストーリーよりは救いがある形で描いていたので安心しましたが、DS版の追加要素がそのような
構造の破綻から来る衝撃をスポイルしてしまわないかと多少危惧しています。
4のエルザ編や5の全シナリオのような、評価しようもない駄物とならないことを祈ります。

【追記】
DS版が発売されましたが……ショップの使い勝手の悪さに絶望しました。なんでわざわざあんな仕様に
改悪してしまったのでしょうか。まさかこんな形でリメイクに絶望するとは予想外でした。
新機体には心躍るものが少なくないだけに根本的なシステムを悪い方向に弄んでしまったのは
残念としか言いようがありません。今からプレイされる方はPS版がベストだと思います。

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