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エレクトラ


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英語タイトル: ELEKTRA

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2006/03/31 とても悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by パタパタ 評価履歴[良い:409(58%) 普通:211(30%) 悪い:87(12%)] / プロバイダー: 5320 ホスト:5411 ブラウザー: 5237
なんというか、ひたすら視聴者を置いてけぼりにしてくれる映画でした。
現実世界なら結果が全てという場面もあるでしょうけど、ドキュメントならばいざ知らず、こういうフィクションの作品では視聴者にどう伝えるかという過程こそが最も重要になってくると思うんですけど、この「エレクトラ」という映画は、過程をすっ飛ばして、唐突に結果だけを観客に押し付けてきます。
しかも、たたみかけるように結果、結果ばかりの繰り返しでストーリーが展開していくので、なんか全然この作品の中の世界観に入り込めませんでした。見終わった後に、ひたすら脱力して、怒る気力すらわきませんでした・・・・・・・・・・

でもかろうじてCGなんかの描写はそれなりに面白かったですね。忍者達の超体術や敵の超人たちの超能力の描写、特に刺青男の体から動物が飛び出してくる所なんかは面白かったです。

それにジェニファー・ガーナーのアクション?もまあまあ観る事が出来ました。(いやこれはウソ)
過程をすっ飛ばしているからアクションらしいアクションが全然ないんですけど・・・・・・(笑)
まあちょっとした仕草を見れば、この人が日本の女優に比べればまだ動ける方だという事は分かるんですけどね。




※※※以降、ストーリーに関して、ネタバレあり、要注意!!!!




>>>最初は、モノローグから。なんともいえない映像(本当になんともいえない脱力映像)の中、偉大な力について語っています。

この作品の中で重要なキーワードとなっている言葉なんですが・・・どうやら、ヨガだかなんだか知らないけれど、「キマグレ」という、なんかスターウォーズの「フォース」みたいなすごい力があるらしいです。

その力を極めれば、未来を予知する事も、死者を生き返らせる事も出来るというとんでもない力だという事です。
なんでしょうね?「キマグレ」って。古代ヘブライ語とかラテン語とかもしくはチベット語かなんかなんでしょうか?どういう意味なのかちょっと興味津々。まさか日本語じゃあないだろうしねえ・・・

>>>そしてエレクトラ登場。殺し屋として仕事を遂行中。どうやらエレクトラは残忍非情で超一流の殺し屋らしい。

エレクトラに狙われた男が、ビビッて説明セリフを吐きまくります。なんでもエレクトラに狙われたらもう死んだも同然みたいです。しかもなんか今までに3回襲って3回とも警備だけ皆殺しにして標的をわざと逃がしたとか言っています。
なんかメチャクチャ。エレクトラはターミネーターも真っ青の残忍な殺人マシーンらしいです。

>>>で、その説明どおりに、今回もやっぱり殺しまくるエレクトラ。警備の男達を皆殺しにして、標的をあっさりあの世に送ります。

仕事終了後、エレクトラの相棒の男が出てきて、あまりの非情さに「暗殺で貰える料金は標的一人分なんだから、毎回皆殺しにするなよ。」と言ってエレクトラを窘めたりします。なるほど、確かに残忍冷酷。そういうキャラなのね。

>>>次の仕事にかかるため、ある島に行くエレクトラ。そこで、エレクトラの借りている家に無断侵入して泥棒していた13歳の女の子と遭遇。でも、なぜか殺さず、あっさりと女の子を帰しちゃいます。その後、女の子を捜している父親とも遭遇。さらにその後、女の子が訪ねてきて夕食にご招待。エレクトラ、これをあっさり了承。しかも夕食の席で、父親といい雰囲気になっちゃったりします。

???なんかいきなりキャラが変わっている様な・・・いや、きっと仕事前だから目立たない様にしたんだな、きっと、多分・・・

>>>でもこういう展開だときっとこの親子がターゲットなんじゃあ・・・と思っていたらやっぱりそうだった。(笑)
早速仕事にかかろうとするエレクトラ。アーチェリーで狙いをつけるが・・・迷って打つ事が出来ずに終わっちゃいます。

???だからキャラがいきなり変わっちゃっているぞ? 変だよ、まだそんなに情を移すほど付き合ってないのに・・・・・・
エレクトラのキャラだったらあっさり殺さないとウソでしょう?
なんかいろいろ、心の葛藤とか、じつは殺し屋辞めたいとか、親子との心の交流とか、そういう過程が描かれているんだったら心変わりも納得するけど、過程をすっ飛ばしてなんでいきなりエレクトラがいい人になっているんだ?

>>>エレクトラが仕事を下りたために、代わりの殺し屋が親子を襲撃。なぜかそれを阻んで親子を守るエレクトラ。

???だから・・・なんで!?
仕事を下りる理由も、親子を守る理由もないじゃない。エレクトラなら殺せよ、さっさと!! ってなんで私が「殺せ殺せ」ってイライラしてるんだろう? これじゃまるで殺し屋のエレクトラよりも、映画を観ている私の方が残忍で危ない人みたいじゃないか!?(笑)
ああもうむかつくな、このエレクトラ、行動に全く必然性がないぞ〜。

>>>しかも襲撃者の格好が、どうみても・・・・・・ニンジャ?・・・・・・まさか「キマグレ」って・・・・・・いやあ、そんなわけないだろう・・・・・・と思っていたら、ニンジャを倒したエレクトラ、ニンジャに向かって尋問します。・・・・・日本語で。

>>>「ダレノ メイレイデ キタノ?」「ジキニ ワカルサ」ニンジャ、自害。

!!!!!思わずずっこけた私。

「キルビル」のルーシー・リューの「ヤアッチマイナア〜」という日本語に勝るとも劣らない破壊力でした。(笑)
もうこの瞬間に、映画の中に入っていけない事が分かってしまった。
というか「キマグレ」って日本語の「気紛れ」の事かよ!! どういうセンスで誰が選んだ!?

>>>親子を連れて逃避行するエレクトラ。といっても、別に長い時間逃げたわけではなく、あっさりと師匠らしい人と合流。善のニンジャ集団のアジトに着いちゃいます。

と、思ったらなんかいきなり父親とエレクトラ、恋人になってます。・・・・・・そんな描写あったか!?

・・・・・・きっと観客の全くあずかり知らない所で壮大なラブロマンスでもあったんでしょうねえ・・・・・・
でも結局、善のニンジャ達の協力を得られずエレクトラ達はアジトから移動します。・・・そのまま居座っちゃえばいいのに。

>>>悪のニンジャの追っ手がやってくる。「気紛れ」で予知して逃げるエレクトラ達。

追っ手はみんな超人らしい。体の彫り物を実体化させるタトゥーという男が襲い掛かる、ソイツをやりすごすと今度は、
怪力ボブ・サップ登場。大木をなぎ倒し、ショットガンも刃物も通じない。おお強そうだぞ!! さぞかし壮絶で見応えのあるアクションが・・・・・・(グシャ!!)・・・・・・へっ???・・・・・・

・・・・・・ボブ・サップ、自分でへし折った大木の下敷きになって死亡・・・・・・なんじゃあ、そりゃあ!!!

>>>次になんか坊主頭のヤツ、どんな超能力を持っているか分からないけど、きっとすごいアクションが!!・・・・・・
おお、女の子を人質に取った! ・・・・・・13歳の女の子に投げられた・・・・・・
そこをエレクトラに一撃されて死亡・・・・・・

>>>・・・・・・でも次は、毒女?が襲ってきた!
なんかそばの葉っぱとか枯れさせてるぞ、スゴイっぽい!今度こそ見応えのあるアクションシーンが・・・・・・
あっさり唇奪われてエレクトラ昏倒。・・・・・・

>>>絶体絶命のピンチ! そこへ白装束のニンジャが助っ人で現われる! 今度こそ壮絶なアクションシーンが!!・・・・・・

・・・・・・悪のニンジャ速攻で退却。

>>>善のニンジャのアジトに着いた一行。そこで、悪のニンジャの目的が、13歳の女の子だったことが判明。
なんかすごい力を持った天才らしい。でもって今までの守られていた立場からいきなり強力な戦力に昇格。
白ニンジャ達と乱取りして、ボコボコにのしてます。・・・・・・なんか、もう、いいや。

>>>夜になると敵のリーダーから電波、もとい「気紛れ」なんだろう、多分。・・・で、一騎打ちの果し合いをする事に。

>>>敵のリーダーとの一騎打ち。やっとここでアクションが!!
・・・と思ったら・・・・・・何やっているんだろう、この2人。
ひたすら特撮とカット割でお茶を濁したような戦い。全然アクションシーンじゃない。

>>>そこへ、女の子乱入。エレクトラが心配で尾行でもしたのか?それとも「気紛れ」で来たのか?

>>>2人で逃げる。追いかける悪のニンジャ。
タトゥーのイレズミ蛇の大群にあっさりつかまる女の子。おいこら娘! 強かったんじゃないのか!? なぜあっさり捕まる!?

でもってエレクトラは、また敵リーダーと対面。なんかエレクトラが瞬間移動して、まったく盛り上がらず敵を瞬殺・・・・・・

>>>女の子を助けに迷路みたいな庭園に向かうエレクトラ。

四方を生垣に囲われ全く視界の通らない迷路なんだけど、見えない所にいるタトゥーを「気紛れ」で察知し、武器のサイを投げる。
サイは生垣をいくつも通り抜け、見事タトゥーに命中して、タトゥー死亡・・・・・・

続いて、見えない所にいる毒女も、タトゥーと同じく「気紛れ」で察知してサイを投げて命中、死亡・・・・・・

>>>でも手遅れで、女の子は死んでいた。ところがすぐ「気紛れ」で生き返った。めでたしめでたし。

・・・・・・・なんかもういいや。
壮大なストーリーとか、燃えるドラマとか、過激なアクションとか、何もなかったけど、いいやもう・・・・・・

どうせきっと製作者が「気紛れ」で作った映画なんでしょうよ。

結論
この映画を観る人も、気紛れで観た方がいいでしょう。くれぐれも本気で観ないように気をつけて下さい。

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