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ドラえもん のび太と翼の勇者たち


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読み仮名: どらえもん のびたとつばさのゆうしゃたち / 英語タイトル: Doraemon: Nobita's wingof braves

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2006/08/13 最悪 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by HUNGRY SPIDER 評価履歴[良い:175(40%) 普通:72(17%) 悪い:188(43%)] / プロバイダー: 5473 ホスト:5338 ブラウザー: 7395
誰が何と言おうと俺がリニューアル版のドラに期待したくなるのも、こんな「作品」と呼ぶのさえ憚られるものを連発していた末期大山ドラのお陰である。勿論大山さんを否定するわけではないが…

これと言い「ロボット王国」と言い、あざといとしか映らないテーマ、やっつけ仕事としか思えないオソマツなボスキャラ(この2作で描かれる戦いはドラ史上でも最悪である)、魅力の全くないゲストなど見てて不快でしかなく、製作陣の「とりあえずこうしとけば子供は騙せるだろう」という考えの下作られたようで、このスタッフ連中に怒りを感じると共に、これが哀れにさえ思える。

あっちの世界に行ってそこの親切な住民に料理を恵んでもらい決まり文句みたいに「おいしい!!」としか言わないのも萎える。忘れてはならないドラ映画の魅力の一つに、不思議道具が絡んだ料理というものがある。「海底奇岩城」のプランクトン料理にしても「大魔境」の植物改造エキスにしても、料理や食事の描写もさることながら、ドラの道具でしか実現できない料理であることに対する羨ましさが点を上げている。ドラ映画の食事シーンは、ただ「おいしい」と言えば満足するほど低レベルではない。故に本作の食事はガッカリだ。

イカロスレース?はい、モロに「SW EP1」をパクってますね。でも俺はパクリが悪いとは言わないし、唯一いい点を上げるとすればレースの終盤の1分だろう。グースケが汗まみれになって心動かされたライバルが、彼に敬意を表して本気でぶつかる…折角ここの描写は良かったのに、後の審判で一気にこのシーンの意味が喪失する。さらにその後、ライバルが喜色満面でパトロールとやらに出かけるのを見ると、グースケの汗はなんだったんだと怒りがこみ上げる。いいシーンを自分で壊してるんだから、救いようがない。その意味では重要な役割を果たすはずだったイカロスも「でかかったなー」以上の印象を抱けないほど活躍しておらず、まったく何のための伝説の勇者だかわかったもんじゃない。設定がいくらいいにしても活かしきれていないのである。

テーマは「鳥と人の共存」?笑わせちゃいけません。いきなりそんな事言われても、そこに絡んだジーグリードは一人の人間に運悪く撃たれたに過ぎず、住処を追われたとか、餌となる動物が人間のせいで絶滅して自分たちも危ないとか、そういった深刻さが微塵もない。動機は早い話、単なる逆恨みに過ぎない(しかもその処刑方法が、お尻ペンペン1000回という、ふざけるのもいい加減にしてほしいものだった)。その単なる逆恨みにちゃっかり乗じてエラソーに環境云々、共存云々言われたところで何の説得力も持たない。テーマの伝え方は最低の一言に尽きる。

別れ際も、ジュピターちゃんさんの仰るとおり、普通に帰るのは酷過ぎる。「宇宙開拓史」でも「魔界大冒険」でも、別れが切実なものとしてしっかり描かれていたから折角仲良くなった友達と二度と会えない寂しさがはっきりと伝わってきたのに、こうあっさり帰っちゃ感慨もなし。
大小様々な点を考えても酷いもんである。これじゃ、ドラが終わったと言われても否定できないな。

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