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ドラえもん のび太と夢幻三剣士


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読み仮名: どらえもんのびたとむげんさんけんし / 英語タイトル: Doraemon: Nobita's Fantastical Three Musketeers

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2008/04/26 とても悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 石鯉 評価履歴[良い:220(58%) 普通:52(14%) 悪い:109(29%)] / プロバイダー: 12212 ホスト:12400 ブラウザー: 8090
正直に言うと,この時期のドラ映画の中では最も気に入らなかった作品。

夢の中での冒険と言うアイデア自体は悪くは無かったと思うし,竜を殺さなかったのもドラえもんらしくて良かったのだが,
如何せん,夢の中の話故に冒険に現実味が感じられなかったから見ていて全くわくわくしなかった。
一応,夢と現実を入れ替える(=下手をすれば現実世界に帰って来れなくなる)等見ている側を感情移入させようとする工夫も見られたものの,このことについても自分にはやり過ぎ感が感じられ(作者の方もそう感じたのか後述の様に一度だけ夢の世界から脱出するのだが),
また,ヒーローマシンの様に映画用に作られた,しかも,現実世界に悪影響まで及ぼす道具と言うのはナンセンスだとも思っているから(どうせ作るなら水中バギーレベルのものを希望する),興醒めもしてしまい好印象は持てなかった。

本作ののび太についても,他のみんなを自分の夢に強制的に付き合わせる(このことについては後に反省し,その結果,ジャイアンとスネ夫は途中退場となるのだが,これは5人揃ってこそドラだと思っている自分には幼い頃から納得のいかなかった出来事だったし,夢幻三剣士という言葉も活きてこなくなってしまった)姿からは独り善がりな印象を受け,竜の部分以外では彼に対して好感は持てなかったし,
ストーリー展開に関しても,ポケットは使わないと言っておきながらとりよせバッグのせいで(ただ,これと箒が伏線になっていたのは素直に上手いと思ったが)再びポケットを手にしてしまう等破綻している部分が見られたし(道具が使われなければドラじゃないと言われればそれまでだが),
ママがボタンを押したことにより絶体絶命のピンチから抜け出せ,同時に,夢の世界からも戻って来れたと言う部分もご都合主義的な印象を受けた(第一,夢に入り込んでいる者以外には影響が出ないと言うのは機能としては不十分過ぎでは)。

一度だけ死んでも生き返れると言う設定も私には命の軽視と言うものが強く感じられたし(ゲーム的世界観を意識した結果だとしても,似たようなところのあったパラレル西遊記の方が現実世界での話で,しかも歴史に悪影響が出ている分命の重みや緊張感はまだあったように思われる),
オドロームに関しても,ラスボスとしての威厳は十分だったものの,この手の作品にしては遣り口がえげつなさ過ぎた印象を受け悪役としての好感はあまり持てなかった(ただ,うろたえるなボイスだったのは個人的にはツボ)。

色々と光る部分も見られるものの,それ以上に強い不満や不快感を抱いた作品でしたので評価は「とても悪い」とさせていただきます。

ただ,孔明さんの仰る通りF先生の体調不良が本作の出来に影響していたのだとしたら,酷評するのも申し訳ない気がしないでもないですが。

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