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読み仮名: ゆうしゃしれいだぐおんすいしょうのひとみのしょうねん / 英語タイトル: Brave Command Dagwon: The Boy with Crystal Eyes (OVA Series)
[獲得推薦数:1] 2005/12/06 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by アトン 評価履歴[良い:134(71%) 普通:28(15%) 悪い:26(14%)] / プロバイダー: 7876 ホスト:7545 ブラウザー: 6363
おそらくこの作品は悪評が多数付くと思いますが、僕自身は結構このOVAは気に入っています。
というわけで今のうちに書きたいことを全部書いておきたいと思います。
まずこの作品の問題点は女性向けの描写が多い、ロボットがほとんど出ない、オチに救いがないまま。
というのが挙げられると思います。
まず女性向けの描写があるのはまあ目をつぶります。
やはりニーズに応えた作品作りを目指すとなると、この作品はこうなってしまうでしょう。
あとの問題点ですが、面倒なのでいきなりですが内容について。
個人的に多少不思議というか納得がいかなったのは、ライのことを誰一人として信用できなかったこと。
ダグオンのメンバーはケンタを見た目で無条件に信用してしまい、そのうえそのケンタを狙うライを悪と決め付けて話し合うこともなく徹底抗戦をしてしまいました。(まあライも問答無用で殺そうとしていたので、話し合う余地はなかったかもしれませんが)
確かに見た目にはいたいけな少年であるケンタを疑えない理由も分からないことはないです、しかし言葉も分からず雰囲気も決して普通ではなかったこの子には疑える余地は多かったと思います。
そして何よりライは一緒に戦った仲間なのに。
その辺を考えると、ちょっとエンたちの行動はどうかなと思ってしまいます。
しかしそれでもエンたちはケンタを信用した。
それは変な意味ではなく一重に皆エンのことが好きだったから無意識にケンタも気に入ってしまったんじゃないでしょうか?
自分の分身ともいえるエンは言うに及ばず。
最終回でルナが言っていたように、ダグオンのメンバーはエンのことが好きだったから。
まあゲキは鬱陶しいとか言っていたり(まあ嫌いとは言ってませんがね)海が辺に可愛がっていたりするなどちょっとどうかと思うこともありましたが、一重にそういうことなのだと思います。
ちょっと強引というか、説得力に欠けるとは思いますが僕はこう解釈しています。
ある種今回の主役はライにのような気もします。
ベアンドゾルを抹殺するべく密かに地球に来訪し、任務を遂行するために非常に徹するその姿。
エンたちに真実を伝えないのは、その残酷な事実にショックを受ける彼らを思ってのこと。
そのために例え先輩たちと敵対することになっても、自分が憎まれることになっても。
いくら本部の指令を自分はこなさなければならないとはいえその決意は並大抵のものではなかったのではないでしょうか。
事情を話せばやつを殺してくれましたか!!
その辺りの心情は彼のこの叫びに現れているのではないでしょうか。
そしてライは地球全体を守るべく仲間のいる街を撃とうとする、エンに追求されてもそれが任務だと答え、殴られながらもそのまま任務をこなそうとする。
しかし彼に残る思い出がそれをさせれなかった。
最後の最後まで非常に徹しようとした彼も、最後の最後で彼は自分を偽れなかった。
勇者シリーズの中でも一人一人の個性が非常に出ていたダグオンですが、ライは真っ直ぐで少しおっちょこちょいな後輩という描かれ方ばかりだったので、これだけのドラマが描かれたのは意外というか、これがこれで良かったと思います。
何より彼はいきなり任務を押し付けられた地球人のダグオンと違って、新人とはいえ正規の隊員。
そのことによるドラマが本編では一切なかったので(ずっと新人=新米、半人前という感じだったので)面白く出来ていたと思います。
最後に今回の話は全然救いがないような感じですが、個人的にはそこまでとは思いません。
ベアンドゾルはライに害虫と呼ばれるほどの恐ろしい生命体でした。
おそらく感情もなくただただ成長を待って、宇宙中に同じ種子をばら撒くだけの本能に従った生命体だったと思います。
しかしそれは違った。
ベアンドゾル、ケンタはエンたちと触れ合うことで少なからず感情を芽生えさせていったのでしょう。
そして自我が生まれたケンタは、自らの意思で友達を救うべく自らをエンたちの手で滅ぼさせることを決めました。
本能に抗い、自らの意志で。
海の言ったダグオン失格という言葉は、むしろ反対でしょう。
もはやベアンドゾルは最後の姿にまで変化していて、本来なら地球を救う手段はなかった。
しかしその絶対最悪の生命体であったベアンドゾルから奇跡的にも地球を救えたのは、紛れもなくエンたちでした。
それはエンたちにとっては非常に残酷なことでしたが・・・
確かに見た目には悲しく救いのないような結末でしたが、それだけではなかったと僕は確信します。
あと細かい点ですが、ダグコマンダーを受け取ったエンを見送ったマリア。
本人は質屋に入れるとか言っていましたが、また大変なことになっているんだろうと直感し、心配しながらも声に出さず無事を祈る姿もなかなか良かったです。
後の突っ込みどころといえば、なぜかメチャクチャ変化しているうえにあまりカッコよくないダグテクター。
何だかんだでケンタを猫かわいがりの海(キャラ的にちょっと違和感が)
ダグオンなど所詮素人の集まりと言うライの部下(だったらあんたらがサルガッソをどうにかしろ。というかマドー一人に艦隊を全滅させられていたのに、この辺はどうなんだ?)
などなど。
総評としてはさすがに最高とまではいえないのでとても良いくらいで。
まあこういうのも悪くはないんじゃないですかね?
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