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日記
ドラマ評価
:
47位
<=
48位
(944作品中/偏差値58.80) =>
49位
アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 (ドラマ)
読み仮名: あんてぃーくせいようこっとうようがしてん
3. 2006/05/05
普通
by
えぼだいのひらき
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評価履歴
[
良い
:116(
71%
)
普通
:35(
21%
)
悪い
:12(
7%
) 推薦人:
29
推薦評価:
38
] / プロバイダー:
5898
ホスト:
6011
ブラウザー:
7395
原作の大ファンである立場から見ると、はっきり言って「・・・・・・」です。
中途半端に取り入れた設定は勿論ですが、原作が終了する前にドラマ化された為、何故圭一郎がケーキ屋を始めたのかとか、小野が疎遠だった家族に歩み寄る過程とか、エイジが驚く程成長して行く姿とか、千影が独り立ちするもやっぱり役立たずだとかの、絶妙な心理描写が描かれずじまいだったので、非常に不満でした。
しかし、配役としては非常にイメージ通りの方を抜擢なさったなと感心しました。特に千影役の阿部寛氏にはよくぞこうもぴったりの人を!と思いました。演技も素晴らしかったです。
その分、小野役の藤木直人氏の不器用さが際立ってしまって、ちょっと見るのが辛かったです。小野は、「天才パティシエ」の名の他に「魔性のゲイ」と云う別名も持ち、繊細ではあるが鬼畜と云うとんでもない人間なのですが、ドラマでは後者の部分は省かれていましたけれど、例えその設定があったとしても、藤木氏にはそれを演じる技量はなかっただろうと思いました。
反面、原作者の食に対するこだわりの部分はかなり忠実に再現されていたと思います。圭一郎はかなりの富豪の息子ですから、損得を度外視した店作りをしており、食器1つ取ってもかなり値の張る逸品を惜しげもなく提供しているのです。その辺は、こだわって製作されていたと思います。イートインの客には、ケーキにデコレーションを施し、とてもケーキ屋さんとは思えないいでたちの見栄えの良い男性が給仕する・・・そんな店ないよと思いながらも、楽しめました。
しかしやっぱり残念だった事は、この物語の大事な部分である「圭一郎が何故ケーキ屋を始めたのか」と「小野が天才と言われる所以」と云う設定を、一切省いてしまった点に尽きます。その為、非常に娯楽性の高いだけの作品となってしまいました。その部分を省いてしまうと、圭一郎の上っ面だけを撫ぜた様な心のこもらないしゃべり方も、千影の存在理由も、小野の魅力も、しいてはエージの必要性まで意味のないモノになってしまいます。本来とっても味のあるキャラクターである千影の娘のデコでさえも、あんな描かれ方をしてしまうし・・・最終回のぐちゃぐちゃは見るに耐えませんでした。
確かに最後まで見る事は出来ました。本当に美味しそうな芸術的なケーキを見る事も出来ましたし、上質なアンティークも観賞する事は出来ました。でも、それだけって作品でした。
確かに、近年のドラマの中では、良く出来ていた方かも知れません。
ですが、やはり「原作とは別物と思って見るなら及第点」と云う言い方はあまりしたくありません。
一言で言うなら、「原作の設定を大幅に変えなければならないのなら、原作として使うな!」です。
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