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アタゴオルは猫の森
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読み仮名: あたごおるはねこのもり / 英語タイトル: ATAGOAL Cat's Magical Forest(atagooru ha neko no mori)
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サラダ丸
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アタゴオルの映画化と聞いて期待していたが、ファンをナメ切った安っぽい演出に絶句した。
作者のますむら氏はジャングル・ブギ、この話の元となったギルドマ、最近のアタゴオルで「憎悪など負の感情に囚われず超えて行く者」を重要視しているが、
これは原作の世界観を理解してない製作サイドが映像の技術に走るだけで、「子供向け」ではなく「子供だまし」なファンタジー冒険話に改悪された駄作。
「ギルドマ」はオカルト・ホラー系の長編だが、暗くて不気味なエピソードや痛烈な風刺等がカットされ、作品の深みも味もなくなっている。
本家アタゴオルシリーズから短編を5〜6話選び、短編集の形を取った方がまともに見られる作品が出来たかも…と残念でならない。
宮沢賢治に影響されたアタゴオルの世界観を知る人がシナリオを作れば、こんな幼稚な駄作にはならなかっただろう。
背景とヒデヨシ・ギルバルス・網弦・輝彦宮のキャラは辛うじて合格ラインだが、他は絶望的に改悪されている。
音楽担当の石井竜也に対する媚び丸出しのオープニング(DJ猫タツヤのライブステージ)で、
太鼓を叩く以外は不器用なデブ猫のはずのヒデヨシが軽々と連続バック転を披露し、細い電線の上を全力疾走したあたりで、既に「だめだこりゃ」としか言えなくなった。
製作サイドは「見て見て、猫たちが歌って踊ってヒデヨシがバック転しちゃうんだよ、CGの技術ってスゴイでしょ?」と言わんばかりの自己満足に浸っている。
生物を植物化して世界を支配しようと企む悪役・ピレアも、原作では傲慢な表情で毒々しい斑点のマーガレット状だったのが
映画では柔らかい能面のような赤いスイートピー(?)で悪役の貫禄も無く、永い時間封じられていた孤独を思わせる余計な設定まで加えられる始末。
封印が解けて登場した時に透明なアメーバ状だったのを引っ張って、クライマックスになっても「びしょびしょ君」とヒデヨシがしつこく連呼するのも緊張感が無くなるだけだった。
「ギルドマ」で唯一の人間キャラ・タクマはアタゴオル世界のレギュラーキャラではなくなっていたせいかエンディングのダンスシーンだけの登場、
おそらく製作サイドは、タクマの代わりにアタゴオルの人気キャラを出せばファンは喜ぶだろうと単純に考えたのか
テンプラは存在感がほとんど無くツキミ姫のオマケ、ツキミ姫に至っては原作の冷静なエスパー設定を無視した「気が強いだけのバトルヒロイン」化で
「見て見て、モーションキャプチャーで実際の人間の動きを再現して、ツキミ姫が空中で一回転して雑魚敵に飛び蹴りするんだよ、CGの技術(以下略)」
…考えうる最悪の想像の斜め上、という表現がピッタリなアタゴオルの黒歴史。
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