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読み仮名: ぜろぜろないんわん / 英語タイトル: 009-1
[獲得推薦数:1] 2007/01/14 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by アマンドの木 評価履歴[良い:251(77%) 普通:69(21%) 悪い:5(2%)] / プロバイダー: 17574 ホスト:17513 ブラウザー: 3646
いい女とはこういうことを言うのでしょう。逆にこういう女性が苦手だという人にはダメかもしれない。言葉数が少なく抑揚の無い声もキャラに合っている。単なる話題取り・イロモノとして釈由美子を起用したわけでは無いようで。(最終話で弟の名前を呼ぶときは、アニメチックな感情表現が欲しかったが)
「ウェスト」「イースト」と国家ではなく採用されるイデオロギーを表現する言葉で二分される世界。スパイはこういう敵味方が分かりやすい構図でないと活躍できないのでしょう。ですが、その両陣営ともに「全体主義」である点は変わらないというのが、この作品の硬派なところ。
社会主義による抑圧から亡命した先で、自由主義によって自由を抑圧される主人公。自由にも幸福にも見えない主人公が(ここでアニメチックな感情表現の無い声が利いてくる)、その自由を手探りする様子を作品の底流に据えていました。
もちろん一介のスパイに国家体制をどうする事もできないのですが。
基本的に一話完結で、サラッとスパイアクションを見せてくれます。少しレトロなファッションや小道具、そしてレトロなセクシー美女(ここがもっとも重要かもしれない)がハードボイルドに活躍してくれます。雰囲気もセリフ回しもそして物語のオチも、ハードです。
死して屍拾う者無し、そんな感じのスパイ。ラストも全てハッピーではなく、やるせなさだけが募るようなオチです。その雰囲気がイイ。
そして何より主人公。後半になると露出が減るのですが(まぁ、服がラインを強調してくれますが)、前半はなかなかの脱ぎっぷり。でもその脱ぎ方に色気がある。女を武器として使用しながら、その尊厳までは手放さない。自立した強い女性であり、今時のアニメの女性キャラのように男にもっとも都合の良い形で男に媚びることをしない。
そのため、セックスアピールとして目立つあの胸は、文字通り男を殺す武器になっている。その代わり、胸よりも腰から下の描かれ方に艶っぽさが集中しているように思う。
できれば他のエージェントも描いて欲しかった。
東西冷戦をモチーフにした舞台設定の割には、最終話がそれとはあまり関係の話になったのはどうかと思うけど(自由というキーワードの方を使いたかったのだろうと思うが)、それほどマイナスにはならない。
釣り目でショートでボンキュボンな美女の、哀しみを秘めた余裕のセリフ。こういうのを楽しめるようになったというのは、イイ感じに年をとったということなのだろうか。「とても」は当然で。
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